江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

琅琊榜 その19

琅琊榜 無駄口

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 というわけで、ネット小説版琅琊榜を中文自己流で「読み」終わったわけです。
 
 琅琊榜第二部も「琅琊榜之風起長林」と題名も決まり、今年制作、来年発表という情報も流れています。
 気になるのは、その中身ですねえ。私の知ってるのはその程度。なので、今のうちに勝手ほざいておきます。
 
 ドラマの大結局の後、第二部の話題が流れたときに「皇帝=景琰の息子、庭生=祁王の遺腹子、誉王の遺腹子(息子とは限らない)」の三人が血で血を争う戦いを・・・という話を見かけて、そんなもの見たくないよなあと思ったものです。
 
 ドラマでも、小説でも、最後は「ここはいつも風が吹いているのです」という高湛の言葉があるんですが、私はドラマの時は「いつも林殊が風となって見守っている」というふうに受け取っていました。
 
 ところが、やっぱり庭生がブラック化しそうな予感がある。
 
 原因はこれw
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 誉王の着ていた戦衣を、庭生が着てるんですよねえ。これは予算削減なのか、なんかのメタファーなのかw
 他ではまたか~でスルーなんだけど、細かく気を配ってる琅琊榜だけに気になる。
 
 小説版だと、もっと庭生の将来への不安感があるんです。

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 梅長蘇は、庭生を朝廷から切り離して育てることを望んでいた。ところが、彼亡き後、庭生を義子とした景琰は、親王でもないのにいつでも禁裏に入って太后に挨拶することを許している。そして、景琰の育て方に不都合があったら、修正かけるはずの長蘇はもういない。
 
 ドラマではずっと靖王支持をにおわせてきた高湛ですが、小説でははっきり靖王支持を表すのは重審が決まった後。数年後、すっかり年をとった彼が、もう仕事は免除されているのに、庭生が小皇子を遊ばせるときには必ずついてくる。将来の主を抱くのは畏れ多いとただ見ている・・・庭生が信用できない?とも見える場面。
 
 そして、「風が吹き出した」という乳母に「風は吹き出したんではない、この宮殿の中では、もともと風はやんだことがない」と、三代に仕えた老太監が言って終わる。
 
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 うう~これだと、やっぱり将来の不安、大きい。
 
 風をどうとらえるかで、まったく違ってしまうんですよね。
 
 この話を通してもたらされた大梁国の安定も、はかなく終わるのかな・・・という予感。
 
 私はそういう展開見たくないんで続編作るんなら、今の作品とは無関係にしてほしい軟弱読者です。
 
 
 飛流と藺晨、長蘇の関係
 これがどうもはっきりしない。
 
 長蘇が最初の方で、飛流を助けたと言ってます。東嬴の邪な薬の毒を抜くことはできたが、知能は回復しなかった、江左盟の命知らずが飛流をからかったりふざけたりして、わいわいやってるうちに性格も明るくなってきた・・・といって、景睿が「江左盟の宗主も親ばかだ」と内心思っている。
 
 この命知らずはもちろん藺晨ですが、治療したのも彼なんですよね。感情を持ってなかった飛流をからかうだけでなく、花を楽しむことを教え、ゲームを楽しむことを教えている。(まだ、きちんと理解できてないけど)
 治療でよほど痛い目にあったのかもしれないし、しつこくかまわれるのがいやだし、それでも命を助けてもらったことや、多分大事にしてもらっていることもわかっているんで、本気出したら藺晨はかなわないんじゃなかろうかと思われる飛流の方が逃げ回ってる。
 
 実際、飛流の話を理解できるのは長蘇の次には藺晨な様子だし、水ぶっ掛けられてもきちんとわかりやすく説明している。あんなにコンコンと説明してもらうのは、長蘇+景琰にコンコンと教えてもらった蒙大統領の他には飛流だけですw 藺晨だって飛流がかわいいし、飛流も「やだ~」「ウソつき~」とか言いながら、ちゃんとついてく。
 
 でも、最初に飛流を連れてきたのがどっちなのか、私には読み取れなかった。読み落としてる可能性もあります。あちらのイラスト見てると、藺晨が連れてきたのに、梅長蘇の方になついているという感じの作品もあるんで、どこかにそういう内容があったのかもしれないです。
 
 
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 さて、次回ブログ更新は仙剣雲之凡にしたい・・・なっと。