江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

鬼吹灯之精絶古城 その5

16~21集

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 精絶古城に入っていった探検隊一行。
 二週間分6集のほとんどが、地下世界でのドラマです。
 
 精絶女王の墓所を探してどんどん奥へ進んでいく。途中に宝物の山を発見したりするうちに、シャーリーが胡八一と王凱旋に「あんたたち、ほんとは墓荒らしじゃないの?」と言い出し、必死で言い逃れています。
 
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 闇の中に、彼らの懐中電灯の光だけがあるなかに、ぼっと浮かび上がる金貨の山とかミイラ。CGで表現された大きな尸香魔芋の花、次々開花しては人を襲ってくる彼岸花・・・そして、精絶女王の棺。
 
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 このドラマでうまいなあと思うのは、この使いすぎないCGの扱いです。いや、十分使ってるんですけど、闇の中にぼ~っと光る形で見せるとか抑制が効いてる。二本の映画や盗墓筆記の映画とかに比べると画面に闇があって、初めて光が見える。決してCGを見せるドラマにはなっていない。
 
 現実と幻想の境目がどこだったのか・・・とにかくも、地上に逃れることのできた八一たち。
 
 これ、日本に入ってきても十分に鑑賞に堪えられるドラマだと思うんで、期待を込めて、細かいレビューは避けます。
 
 ここまで見終わって、大人の冒険ドラマを見たな~とい思いが強いです。
 呉磊の奇星記がジュブナイルなら、こちらは間違いなく大人のドラマ。派手さのない抑制のきいた画面、でもそこに映される雪山や砂漠は圧倒的です。
 セリフのところどころに毛沢東の言葉とか革命精神がどうのこうのという言葉が入ってくるのも、時代背景を感じさせるだけでなく当時を風刺しているようにも見えます。 
 
 ここでは映画のように死んだ古代の女王がよみがえってきたりはなく、古代のトラップや未知の生物は出てきても「不科学」なところは「幻想」で整理してしまったようです。でも、あんまり無理につじつま合わせたという感じはしません。
 
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 靳東をはじめとしたキャストも小鮮肉ではなく老幹部ぞろい。スタッフは琅琊榜を手掛けたメンバー。安定したドラマ展開の良いドラマだったです。
 
 三人の肩に謎の赤い渦巻型の印が浮かび上がり・・・鬼吹灯のドラマはまだ続くという終わり方です。気になる!!
 
 夏には第2部鬼吹灯之黄皮子坟・・・なんですが、これがキャストもスタッフも総取り換えなんですよね。なんかもう見る気が失せています。せめて、スタッフが同じなら・・・と思うんですけど、今以上のものができるのかどうか、未知数通り越してもうがっくり来てます。頼むから、裏切ってくれ・・・
 
 
靳 東  飾  胡八一    靳東 
陳喬恩  飾  Shirley楊   白雪岑
趙 達  飾  王凱旋    趙達 
岳 暘  飾  大金牙     張磊 
王永泉  飾  安力満     王永泉
楊新鳴  飾  陳教授
馮 晖  飾  郝愛国
金澤灏  飾  楚健
張暁謙  飾  尕娃
匡牧野  飾  薩帝鵬
付 枚  飾  葉亦心
張艺上  飾  英子
王 宏  飾  大个子
 
職員表
出品人    孫忠懐、晨夕、王建軍、侯鴻亮
制作人    侯鴻亮、方芳
監制     韓志杰、陳雨人、李化冰
原著     天下霸唱
導演     孔笙、周游、孫墨龍
編劇     白一驄、湯佳羽、袁源、陸寒凝
撮影     孫墨龍