9~16集
終わった!おもしろかった!!
ほんとおんなじ脚本家なのに、なんでこんなにテンポのいいストーリ展開なんでしょう。どうも原作から、自由に展開させた二次創作らしい。そうか、オリジナルのくどくどしいところは原作由来の部分もあったのか・・・・と、納得。違ったら、ごめんです。
長大化傾向の昨今ですが、16集でも十分ということもあるな・・・
画像以下ネタバレしてます。
馮索の29歳の誕生日以前に卡索と梨落が出会い愛し合うようになると、櫻空釋が自分の体内で育ててきた赤凝蓮が枯れてしまう。櫻空釋は赤凝蓮を咲かせるために2000年以上も兄たちの転生を見守り続けてきたわけです。でも、枯らしてしまえば、二度と卡索を元の幻界に戻して新たに神として蘇らせることはできない。
櫻空釋が自分の協力者としてよみがえらせた艶炟には、火族の先祖というか彼らの転生の出発点焔主がとりつき、自分が冰族、火族を合わせた力を持つ独裁者として復活しようとしていたり、卡索のオリジナル舍弥が登場したり、櫻空釋のオリジナルが出たりと幻城の話よりも以前の時代にも話が広がりました。
結局、櫻空釋は囚われた卡索を助けるために体内から赤凝蓮を取り出し、焔主に奪われてしまう。死に瀕した櫻空釋は封天に救われる。
冰王の馮索、星旧、櫻空釋らが協力して、焔主を倒す。馮索は過去の記憶を取り戻した李落と共に、凡世で生きていくことになる。
で、終わりかと思ったら、ここから枯れた赤凝蓮には時間をさかのぼる力はないが、異世界へのドアを開くことはできるので、そこを通って火族が地球に攻めてくるという話に・・・
これも櫻空釋が兄に代わって、阻止するための犠牲になる。ほんと卡索が「自由になりたい」とオリジナルの幻城第1集で言った一言が、ずっと櫻空釋を縛り付ける呪いの一言になっているんです。
その後の話も少し出てきますが、地球にとどまることになった星旧がアイドルになってウェットティッシュの宣伝したりするのはまあにぎやかし。しかし、このウェットティッシュ、トイレ専用ってこと?いくら提供だからってw
配役はだいたいオリジナルなんだけど、演員表にない元の話の登場人物もどんどん回想シーンで登場。オリジナル李落の宋茜と封天婆婆の鄭佩佩は、新作でも登場。梨落は彼女の方が浮世離れしててよかったかな。
今回も、物語の主導権を握っていたのは櫻空釋。新しい白髪バージョンの霰雪も登場w
でも、今度は馮索も自主的に動いていて、しっかり主役。幻城では出番だけは多いものの、ぐしゃぐしゃ決断力のない主人公だった卡索が苦手だったんですが、ここでの馮索は冰王であったという記憶を取り戻しても、自分は星旧の期待する彼の王にはなれない、馮索だときっぱり言い切って、そこでうじうじしない。でも、危機が訪れるとちゃんと立ち上がることはできる。こういう決断力の速さが、卡索にもほしかった・・・
ビジュアル的にも、現在部分での衣装はみんなカラーもデザインもシンプルで幻城部分と差別化。背景やセットも馮索とか洛洛の周囲は白、艶炟は赤、櫻空釋はダークなグレーかブルーとすっきり。
なんか幻城を作っていて「しまった」とか感じた部分を整理したら、こうなったってドラマじゃないかという気までしてくる。CGがどうのこうのとかいう前にやろうと思えばできるわけだ・・・
演員表
馮紹峰 馮索(卡索) 魏超
張雨綺 洛洛(梨落) 露西
馬天宇 櫻空釋 姜広涛
張 萌 艶炟/焰主 喬詩語
徐 可 星旧 陳張太康
麦迪娜 明娜(嵐裳) 徐佳琦
陳欣予 楊丹(潮涯)
黄徳毅 秦楚(秦楚) 王晨光
蔡俊涛 葛銘月 蘇尚卿
職員表
監制 劉恺
原著 郭敬明
導演 周琳皓
編劇 沈芷凝