18~41集
一気やっちゃいました。
中国での放送が終了して、どっとネタバレ画像とか大結局バラしてるツイートとか出てきて、うっかり微博も覗けない感じ。
毎度中華サイトのネタバレお構いなしの習慣にはびっくりさせられますが、今回は自己防衛のためにさっさと見てしまうことにしました。
と言ってる人間が、ネタばらすわけにもいかないんで、本筋からちょっと離れたところでざっくりの上にもざっくりと・・・
ドラマの中盤からラストに向けて大きく話が動きました。
微博なんかで話題になっていた「丁義珍の窓口」も登場。人民をしゃがませる受付窓口をあの腐敗分子丁義珍が作ったという話なんですが、うちにもあるぞと話題になって「丁義珍の窓口」呼ばれるようになったとか・・・
自分たちで新会社を作った鄭西坡たちですが、今までの工場を使って作業をしようとする許可が下りない。で、勝手に封印を外して仕事を始めるわけなんですが、それを見とがめて、再封印に来た役人たち・・・使わせろ、そういうわけにはいかないともめた着地点が、門は封印するけど、窓は封印しないからそこから出入りする・・・
陳海の息子の通う小学校では、サッカーをするには「実力者」にお金を渡す必要があるなど、「わいろ」のやりとりが日常化している・・・
こういう「元ネタ」がきっとあちこちにあるだろうと思われるエピソードがちりばめられ、それをホワイトな上級幹部が次々と解決していく。やっぱりこのドラマ、ベースは包青天か狄仁杰ですね。
武侠迷として、楽しかったのは、詐欺グループを暴いた侯亮平がデカいこわもてのおじさんたちに囲まれてすごまれるという場面。金を出せ、出さないと~~と言うわけですが、ドアが閉まって、開いたら、暴漢のみなさんが床に倒れていました。
髪の毛も乱さず、息も切らしていない侯亮平が「さ、帰るぞ」と出てきた・・・残念ながら、格闘シーンは省略。と言うか、そのせいで、コミカルな印象が残りました。これも後に向けての伏線なんでしょうかね?
今回の視聴分では、李達康の妻欧陽菁を皮切りに次々とタブーだった高官の周辺の人物が捕えられ、尋問されるという場面が続きますが、中国語素人の私が見ていても、これが結構面白い。
また、関係者の家庭での親子関係、夫婦関係もだんだん明らかになってきて、ドラマに深みを持たせています。
夫婦関係がすでに崩壊して罵り合う夫婦もあれば、互いに思いやりのある言葉をかけながら寝室は別と言う夫婦、一緒に料理や洗濯をしている侯亮平夫婦のあたたかい関係もいいんですが、なんでこのうち洗濯機がないんだ?
このドラマではなんども食事の場面が出てくるんですが、これがけっこう効果的。例えば侯亮平の家では夫婦で料理をして、家族で賑やかに食べる、高育良のところでは上品な食器で食事をしている、沙瑞金は始終仕事場で弁当を食べている・・・料理の内容や状況を見ると、キャラの性格や状況が見えてくるわけです。
食事だけでなく、お茶を入れる場面、飲む場面も多いんですよね。これも何をどうやって、どんな茶器で飲んでるかを見てると楽しい。龍井茶飲みたくてたまらない今日この頃は、このドラマのせいだったかw
今回、新しく登場したのは、沙瑞金の前任の省党委書記趙立春の息子で「趙公子」と呼ばれている趙瑞龍。これが、裏社会とも通じているワルい奴ですが、と言ってラスボスでもなさげです。
沙瑞金が上からどんどんと幹部たちを追い込む一方で、侯亮平たちは摘発を続けている状況ですが、予想通り侯亮平自身の周辺もきな臭くなってきたところで未削減版41集。
気が付かなかったけど、このドラマ珍しくテレビ版のほうが52集と少ないんですね。未削減版は55集。
どっかでネタばらされる前に、見終わりたい!!!