４２～５５集（大結局）
終わった！！あっという間！！
おもしろかった！！
以下、全くネタバレせずにレビューするのは不可能なので、レビュー放棄して、感想文です。
ヘリコプターでの追跡戦とか、ライフル構えての銃撃戦とかをオープニングやエンディングで見てたんで、相当なアクションシーン期待してたんですが、むしろ淡々と終わりを迎えた感じです。
まあ、アクションを見せるドラマではないので、当然かもしれません。
当初から張り巡らされていた伏線が次々に回収されて、大結局へ。
原作とは設定上大きな違いがあると聞いていますが、ドラマだけ見てる人間としてはそういわれなければ何の違和感もなく見ていられました。
これも琅琊榜と同じように原作者自身が脚本を書いているので、ストーリそのものの流れをゆがめてしまうような改編にはなっていない感じ。
事件がすっかり解決し、最後に「犯人たち」がどう裁かれたのかがクレジットされて、終わりました。
その前に、どこに汚職につながる危険があるかもしれないと互いに戒めあう幹部たち。
沙瑞金は、自分がバスケットボールを楽しむコートは、彼の着任以前にそこはテニスコートで新任の書記がバスケ好きと知って早速バスケコートに改装されたことを聞かされて、いっそう気を引き締める必要を感じる。
改めて、党成立時や戦争当時、改革時代の歴史を振り返る場面も取り入れられて、この事件を教訓にこれからますます人民のために我々幹部は努力していこうという〆です。
こう終わらないと、ドラマそのものが成立しなくなりますｗ
汚職事件にかかわるミステリ部分と共に、何組かの家族の問題も明らかにされ、こちらもそれぞれのエンディングを迎えています。
複雑に入り組んだ人間関係、汚職事件だけでなく役人の無為無策、悪徳官僚だけでなく悪徳企業や悪徳富豪、老人世代～小学生までの各世代の生態までもが巧みにドラマに取り入れられ、現代の中国社会を知るにはいいドラマだと言う人がいるのにも納得です。
言いたいことはたくさんあるんですよね。登場人物それぞれのキャラクタがきっちり設定されていて、それが台詞でも演技でも表現されていたこと。
むやみにギャラが高いのにまともに表情も作れない程度の演技力残念な顔だけ美形の若いのは一人もいません。この配役全部のギャラ集めても、某小鮮肉一人分のギャラにも及ばないという話題も見かけました。人気がある＝ギャラが高いというのも行き過ぎ感があるのは否定できません。
日本ではこのドラマよく制作、放送できたなあと話題になりましたが、出品公司を見ると納得。最高人民検察院影視中心、江蘇省委宣伝部、中央軍委后勤保障部金盾影視中心とか政府関連がずらっと並んでいます。人民検察院というと侯亮平たちの勤務先。影視中心まであるんですね～
シナリオを作るまでに、会議を重ねている様子もネットで見ましたが、今回のドラマには、こういった機関の反腐敗の姿勢のアピールと言う部分もあるんでしょうが、エンターテインメントとしてもとても楽しめる作品に仕上がっていたと思います。
最期に演員表です。
楽しみにしていた周浩東＠丘処機（張Ｐ版射鵰英雄伝）は侯亮平の上司で登場しましたが、出番少なかったです。
代わりに、丁海峰＠楊鉄心（張Ｐ版射鵰英雄伝）が結構いいポジションのキャラで登場、筋肉も十分披露し、かわいげもある役で楽しませてもらいました。
角色 演員
侯亮平 陸毅
陸亦可 柯藍
沙瑞金 張豊毅
李達康 呉剛
祁同偉 許亜軍
高育良 張志堅
高小琴 胡静
呉恵芬 張凱麗
陳岩石 白志迪
劉新建 高亜麟
趙瑞龍 馮雷
鄭西坡 李光复
趙東来 丁海峰
程度 徐光宇
王文革 李学政
鄭乾（鄭勝利） 闞犇犇
蔡成功 張晞臨
季昌明 李建義
陳海 黄俊鵬
林華華 唐菀
紀帥 周正
丁義珍 許文広
鐘小艾 趙子琪
趙徳漢 侯勇
林建国 周浩東
職員
出品人 范子文；高亜麟；陳静柱；李学政；安暁芬；李貢；蒋浩；李路
制作人 李路；高亜麟
監制 金飛鴻；郭穎；劉権；蒋炜；楊宇農；汪輝；王大為；丁汀；昌光水
導演 李路；闞犇犇（B组）；張世民（執行）；崔健（執行）
編劇・原作 周梅森
