天意超能編 1~9集
いや、もう何がびっくりしたってw
つい何日か前に「しかし、ノーカット版とは言わないけど、どなたかカット部分まとめてアップしてくれませんかね~カットされてた部分にどれだけトンデモエピソードがあったかと思うと気になってw」と諦め半分でコメントして、天意の記事アップしてたんですよね。
そしたら、突然昨日これがやってきた。天意超能編。
続編とか番外編とかじゃないです、これ。
天意本編で、あ~ここカットされてるな、なんか説明不足だな~物足りないな~と思ってたところが全部ここにある!!!
今まで番外編はいろいろ見てきたけど、というか最近流行です、このパタンは初めてです。
30分前後が9集の短いシリーズなんです。例えば琅琊榜でもカット場面を集めた動画がネットに上がっていて、カットされててもったいない、けど見られて満足ということがありましたよね。このシリーズは、それをきちんと編集してちゃんとストーリ展開のある短いドラマにしているんです。
この下、天意本編これから見ようという方は、ネタバレにご用心ください。
最初の1集は、子ども時代の韓信と季姜の子ども時代から青年期あたりの話。2,3集は始皇帝が東海君こと滄海客に支援されて天下を手にし、やがて見捨てられるまでを取り上げています。ここに「どこに行った?」と騒ぎまくった荊軻のエピソードも、あるのも気づいてなかった孟姜女の話も入ってきます。どうりで演員表に嬴政(少年)とかあるはずです・・・
これを見てると、本編で突然重要なアイテムになった九鼎の重要性がよくわかります。
4集は、暗殺組織刺殺門で、最後の一人が正式に組織のボスに仕えるために弟子たちが互いに殺しあうという話。最後まで韓信を蔭から守っていた墨舞が主人公です。
5集では天依の正体にかかわる話。戻ってきた彼女はクローンなのか?女羲との関わりは?とか、あいまいだったところがしっかり入ってます。
6集で、垓下の戦いを控えた韓信と項羽の話が出てきます。しかし、本編で項羽と虞姫が韓信を訪ねてきたから、今度は韓信が行くってw でも、韓信は項羽に投降を進めるだけでなく、劉邦なんかほっといて二人で天下を収めようと誘ってますな。しら~~とこんな話入れてくるんだもんな~
本編のラストバトルで項羽が出てきた理由もここでわかりました。
劉邦と呂雉が滄海客に説得された理由が、「若見え」?だとか、なぜか入浴シーンとか・・・笑える。
激おこの滄海客とか、見どころ満載ですが、流し目最高w
8,9集は逆転未来と題して、天意本編大結局で大雑把に終わってしまっていた21世紀部分をしっかりと描いてありました。
韓信がスポーツカーに乗って現れるという場面だけで、宮鎖心玉続編の冒頭を思い出してひやっとしたんですが、ちゃんと話が組み立てられていました。
2000年前の人間の韓信が、現代の技術も女羲に対抗できるような未来の技術も操れるのは、小芳を未来に送り出して以来2000年の間、無数の平行世界で女羲との戦いを続けてきたからだとSFファン的には納得できる理由付けがされていました。
天意は、たくさんのカットがされてたのは事実として分かるんですが、この天意超能編を作ることになったのはどの時点なんでしょうね?オープニングこそ映像が抽象的なものにかわり歌がなくなるという変化がありましたが、クレジットはそのまま。エンディングはまったく同じ。天意の方を見ると、荊軻だけでなく、超能編がでなければ顔を見ることもなかった登場人物たちがずらっと並んでいます。
最近見た遠大前程では、番外編の双龍会は最初から予定されてた独立した作品でした。三生三世や醉玲瓏なんかは主角2あたりを主人公にしてるし、ほぼ同じキャストで設定替えたというのが幻城と幻城凡世、歩歩驚心と歩歩驚情でしょうか。本編よりもおもしろかったのもあり、よせばいいのにと思ったのもあり・・・
今度の「本編を補完して、両方合わせて完成」というパタンは新しいです。カットされた理由にもよるんでしょうが、この手が通るとなると、これから二つ合わせてみてね~などというパズルのようなのがぼこぼこ出てくるのかもしれない。めんどくさいのでやめといてはほしいが、ただカットされてしまうよりずっとましではあります。
今度のシリーズ出番の多さでは、主役は滄海客で決まりでしたw