江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

萌妃駕到 その1

1~19集 ただし新旧とりまぜて・・・

イメージ 1
 「迷子さんでも大丈夫」と各方面から、太鼓判付きで進められたドラマ。
 それが途中で更新が止まったりしたせいで、余計に好奇心を掻き立てられて見始めました。これは後宮ドラマをベースにしたトンデモドラマなんですね。
 
 後宮ドラマ苦手が知れ渡ってしまったw
 もうすぐ公開できないままだった「如意伝」もでてくるらしいけど、お試しだけしてスルーしても誰も驚かない・・・というか、こんな人間にも見続けさせるドラマ作ってほしい。
 
 主人公の萌妃こと歩萌は、皇帝温楼のわんさかいる妃の一人。皇帝の寵愛を受けると悲惨な死を遂げると考えて、後宮暮らしの目標を「避寵」としている。その彼女がだんだんと皇帝温楼と愛し合うようになるというのが19集まで見たストーリのメイン。
 
 そこにいろんな事件が起こるんですが、これが後宮ドラマのパロディになってます。
 
 皇帝の寵愛から逃れて、宮廷を離れ自由になりたいと願う主人公のキャラもそうです。皇帝の寵愛を受けていた「小白」が突然死んで、化けて出てくるという話。ありがちなんですが、この「小白」が皇帝お気に入りの闘鶏・・・
 
 エピソード開始早々主人公が牢獄で「出して~~濡れ衣です~~」とか叫んでる・・・でも、それは彼女の身を守るためだった。しかも本人も、周りも承知。
 
 他にも、今人気のリアリティ番組からアイドルスカウトものやグルメものあたりを持ち込んでくる、英語の科白もぼんぼん入ってくる、という調子で「笑ってください」という制作サイドの姿勢。
 
 宮廷ドラマにかかわらずよくありがちな「事件」が起こっても、普通なら大事になりそうなところがあっさり解決してしまう。貴妃に呼び出されて、萌妃あわや!という場面になると、すぐ皇帝が飛び込んできて萌妃を助け出してます。甄嬛伝あたりなら「一条紅!」とかなってるところです。
 
 歩萌の初恋の相手が出てきて、皇帝が焼餅焼いてますが、「後宮ドラマ」風ではなく「ラブコメ」風でかわいい。王東城の皇帝は「酷」だけど、「很可爱」
 
イメージ 4
 このドラマ、12集まで公開されたところで、更新がストップ。すでにはまっていたみなさんの間で続きは見られるんだろうかという心配がされてました。私はこの時点では、まだ手を付けてなくて、公開が再開されてから見始めました。
 そのため1~12集を見るのに、更新が止まる前の旧公開分と再開後の新公開分のどちらかを使ってたんですが、これ内容が少し違っています。たまたま10集を前半「新」で見て、後半「旧」で続きをみようとしたら、中身が違う・・・
 
 ざっと見ると、旧では10集「深宮婦女連合会」11集「半个刺客”大黄”」12集「御膳師弟」となってますが、新では10集に「半个刺客”大黄”」11集「御膳師弟」12集に「四大天王」となってます。
 
 今、19集まで見たのですが、旧10集の「深宮婦女連合会」は出てきてません。これから出てくる可能性もないかも。というのもエピソードで重要な位置にいる如貴妃が新の19集までに退場してしまっているのです。
 逆に先に旧12集まで見て、新13集から視聴再開した場合、新12集の「四大天王」を見てないことになると思います。
 
 途中で更新ストップしたのは英語の科白がまずかったとか言う話もありましたが、「Over the Rainbow」を歌い上げた「天意」に比べりゃ、よろよろの「ABCの歌」くらいなんということもない気がします。
 
 更新ストップして、内容が修正されてもちゃんと前のバージョンも見られるのはうれしいです。
 
 ただ、内容を調整はしたようですが、ちょっとつながってない?と思われるところもあるので、13集以降になにか手が加えられているのかもしれません。
 
 ちなみに1~9集までは、エピソードの順番は同じです。内容まで付き合わせてないです。ただ、旧7集の「脳残粉」が「小師妹」とタイトル変わっています。内容は同じっぽい。「脳残粉」って・・・いけませんね。 
 
イメージ 2
 
 ドラマ全体は、軽いラブコメタッチです。萌妃の金晨は表情が豊かで、喜怒哀楽が激しくコケティッシュなヒロインの魅力をよく出してます。
 
 皇帝温楼には汪東城。彼は古装はこれが初めてなんですね。私の守備範囲外のドラマによく出てたんですが、実際に見たのは「鎮魂街」が初めて。なかなか古装が良く似合ってるし、ツンデレ男主角にはぴったりです。
 
 こういうパロディとかを狙ったドラマは低予算で、セットや衣装なんかがイマイチということもあるんですが・・・それを逆手にとったのが「太子妃昇職記」ですね・・・これ、けっこうセットも作りこんでるし、衣装もこのドラマの雰囲気によくあっているとおもいます。金のかかるデザイナー入れたりしたらいいというもんじゃないですね<何とは言わない
 
 実際、この妃嬪たちの衣装、そんなに高そうではないけど、かわいくてよいです。
 
イメージ 3
 花を背負った背中もかわいい・・・
 イメージ 5
 
 ハマった~~と言うまで行かないのは、けた違いに趣味にあってた強烈な「天意」が先にあったからです。こっち先に見てたら、私もハマってたと言う気がします。
 
 第2回更新分の19集まで見終わって、一度は皇帝の許しを得て宮廷を去ろうとした歩萌が結局皇帝のもとに戻ってきたところです。後宮ドラマにつきものの「太后」とそのお気に入りな嫌味なキャラも登場しましたが、すぐになんとかなるんでしょw