江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

鍾馗促妖記 その2

15~28集

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 2週間ごとに更新というスケジュールに合わせて、スピード調節しつつ見てます。いっぺんに出すか、もっと細かい更新するかどっちかにしてほしい、中途半端さにもやもやしとります。
 
 今回見た分は、魔界編と言ったところ?
 
 ともかく「入学試験」にはパスして、天嵐海閣で除魔師修行を始めた穆天然だけど、さっぱり成果が出ない。閣主楊司伯は表面は人徳者、陰では楊天然を排除しようとしている。
 
 その罠にかかって、講経堂を燃やした罰として、追放されることになる。楊仁執や凌兮たちは彼に同行するが、旅の途中で別れ別れになってしまう。
 
 魔族の長老の一人石坤から、自分が魔王の後継者と知らされ、力を覚醒させた天然は魔王として魔族のためにがんばろうと思い始める。いきなりあんた魔族の王だと言われて、王ってどうすりゃいいんだと「先生」を探したり、有人吗~?とか呼びかけて有魔吗~?と言いなおしたりするのがコミカル。
 このドラマ、コミカルな場面が多いけど、けっこう力任せでただやかましいだけで滑ってることが多い気がするのが残念。
 
 天然の母が魔族の宝物「愚下木」と共に姿を消して以来、魔族は大祭司月嵐を中心に長老たちが治めてきた。そこにいきなり天然が魔族の王首として登場したものだから、天然=王首に忠誠を誓うもの、王首は王首として利用しておいて実権は握っておこうというものとか彼らのパワーバランスが一気に崩れだす。もともと魔族には、彼らをこのような苦境に追い込んだのは、天然の母親穆子陵だという思いもあり、天然に対しても複雑な感情がある。
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 そこへ天然を掌中に収めておきたい大祭司によって霊珠の「覚醒剤」中毒に陥った天然は、大祭司の妹罂粟との結婚を承諾。さらに、反乱を企てている煉山の手で、中毒を悪化させた天然は暴走。自責の念に駆られて、自殺を図った結果、連山の兄を救出。彼の反乱はたちまち終結、改心してしまいました。
 
 魔王として、母親の代わりに「愚下木」を人界から取り戻してくると宣言した天然。彼に石坤親子や友人の猫妖方既白や勺子、「妻」になった罂粟たちが同行することになるが、その中には天嵐海閣の楊司伯の手のものも混ざっている。罂粟もなんか裏があるし、今度は人界で話が進むらしい。
 
 これと並行して、穆天然にいきなり「俺、魔王だったんだって」と去られた楊仁執たちの話が別に進む。こっちはこっちで楊司伯と彼の手下先予の如何にも「悪モノ」の動きと併せて、楊司伯の弟で仁執の父楊司仲の動きが怪しい。福禄村以来天然にかかわってる仮面をつけた人物の企みもまだ出てないし、あっちでもこっちでも本性見せてないキャラがうごめいてます。
 
 そして、人界に出てきた天然たちと楊仁執や凌兮たちが再会するのももうすぐという感じで28集。ちょうど半分。
 
 このドラマ、主人公の楊天然から離れた楊仁執たちの話が並行して進む。三人の主人公がいてそれぞれ並行して話が進んだ九州・海上牧雲記とは違って、楊仁執はあくまでも主人公その2なので話を進めるにはちょっと弱い気がします。楊司仲サイドの企みを見せる程度でいいんじゃないでしょうか。なくてもいい凌兮の料理自慢の話とか「寺子屋」話とかで水増しされてる気がする。これからの話の伏線にでもなるんでなきゃ、水増し決定だな。
 
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 ところで~~
 楊仁執が「何を読んだ?」と聞かれて、「三国志です」って答え、諸葛亮の評価をしてるんですが、いったいこのいつの話なんでしょうかねえ?時代を特定してない幻仙劇に、三国志とか持ち込むのはないわ・・・
 
 まあ、主人公が多少は静かになったので、よしとしますかw