16~29集
沈巍と趙雲瀾の関係というのは、BL方面ではよくある文と武、筋肉マッチョと筋肉なしスレンダー、保護する人とされる人というような組み合わせから言うと、筋肉なしスレンダーで文の沈巍の方が戦闘力も高くて保護する人、料理含めて生活力のあるのもこちら、無精ひげ生やしてボス度の高い趙雲瀾のほうが世話される人でツンデレヒロイン的位置にあるのですが、それで沈巍の存在が嫌味にならないのは彼が始終見せる戸惑ったような表情とかはにかんだような表情のせいでしょうか?
その沈巍こと黒袍使は、地星人世界では極めて高い地位にいて、海星との連絡に出てくる摂政官がいわば地星人のデータベース地君冊をなくしたことで自分の頬っぺた叩いて許しを請うほど。
どうも地星の体制が良く見えてないんですが、一般の地星人は特別な超能力「異能」もなく、地上の人間たちと同じように日々を送っている。中に許されていない地上に出てくる異能に目覚めた者もいる。
地星のすべてを記録する地君、摂政官、そして黒袍使が、この地下世界を治めている感じ。黒袍使がそのトップに立ってるのか、他にまだ支配者がいるのか?そのうち、ちゃんとわかるだろう・・・
黒袍使に恨みを抱く烛九との戦いの終わりに、天柱という地星の塔に封じ込められている夜尊が登場。
どうやらこれがラスボスになるようです。
黒袍使は地星では尊敬される存在ではあるけど、彼を裏切者というものもいる。このあたり夜尊やまだ明らかにされてない趙雲瀾との過去にかかわってくるようです。
夜尊が地上に姿を見せ、その戦いのあおりで趙雲瀾失明。沈巍が保護者ぶりを発揮、結局は自分の生命力を損なうと承知で聖器長生晷を使って趙雲瀾の視力を回復。趙雲瀾はこれを知って「そんな犠牲を勝手に払われたオレの気持ちはどうなるんだ」と激高、ツンデレ姫ぶりを発揮。
三つ目の聖器功徳筆を使って、特別調査処に復讐しようとするエピソードでは、趙雲瀾の父親も登場。彼ら親子の話や他のキャラ自身の話も。
そうこうしているうちに、烛九や鴉族を操っていた夜尊が閉じ込められた天柱から解き放たれ、その反動で地上でも地震が起こる。
というとこで、この先は四つ目の聖器探しつつ、夜尊と黒袍使との対決、趙雲瀾がいつ過去の記憶を取り戻すのか・・・という展開になるはずです。
一応黒袍使の下にいる摂政官も食えない怪しげなおじさんで本当の立ち位置が不明。
夜尊も中の人が朱一龍なので、沈巍と兄弟とかなんとかの個人的関係必至。
みんなには内緒だったはずの沈巍の正体も、祝紅の前で空中から取り出した刀振り回したりするもんで、あっという間に「黒袍使大人好~」になった。地星人世界ではずっと黒袍使ファッションかと思ったら、いつもの沈教授スタイルでも黒袍使やってるし、趙雲瀾の父親も沈巍=黒袍使と知ってたし、いったいどのレベルまで秘密なのかがわからない。
そして、保護するキャラ沈巍は趙雲瀾に問い詰められると急に含羞姫になるw何を隠してるんでしょうねえ。
とか、先の流れが読めるようで、世界観の設定に今一つわからないところが多くて、脳内に?をいくつも飛ばしていますが、その分沈巍と趙雲瀾の間柄とか人間関係の方はけっこうわかりやすいので、プラマイゼロってところですか?
朱一龍はこれまで古装劇で何回か見てるんですが、がんばってるのになんか割に合わない気の毒な役とか立場のあいまいな反派とか主役その1の陰に隠れてしまうような役柄が多かったというイメージがあったんですが、この沈巍の役にはピタリとはまって一気に華やいだ感じがします。
結構楽しく見てたらリアタイに追いつきそうになってきましたが、40集なので今週でもうおしまいですね。
おもしろいのは、早いんですよね~