江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

開封・少林寺の旅 その4

9月15日午前 開封府、包公祠

イメージ 1
 この日の午前は包青天一色。午後は少林寺のある登封市へ移動、中岳廟訪問というスケジュール。雨が本格的に降ってきて、写真にも雨粒が写りこんでいます。残念なことに、これも毎度おなじみ・・・
 
 朝一番で訪ねたのは開封府。
 
イメージ 2
イメージ 3
 
 門の前で広げられるのは、包拯が開封府尹に任じられる一幕と秦香蓮が陳世美を訴える一幕。
 
 9時の開始までずっと待っていましたが、その間に昨日一度も聞けなかった「开封有个包青天~」という金超群版のテーマソングをたっぷり聞くことができて満足。やっぱりこれを聞かないと気分が盛り上がりません。
 
 で、盛り上がったところで、秦香蓮母子を連れて引っ込んだ包青天の話の続きが建物内で演じられましたが、こちらは遠くから見物。人影が少なくなってから中へ。狗頭鍘、虎頭鍘、龍頭鍘の三つがちゃんと並んでました。
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 陳世美のお裁きよりも夢中になってみてたのがこれ。ロボット獅子舞のVTR。ひょこひょことかわいいったらない~~と動画まで撮ってしまったw
 
イメージ 6
 ここも小規模なテーマパークになっていて、包公の巨大な像を収めた塔のほかに科挙の様子を伝える像とか宋代の牢獄なんかの復元とかがあったり、蝋人形とかが展示されていたり、科挙をネタにした短いイベントや観光客を乗せて輿を担ぐおじさんたちがいたりしました。
 
イメージ 7
 
イメージ 8
 囚人を収容する施設もちゃんとありました。
 
イメージ 18
 続いて、包拯を祭る包公祠へ。ほんとに近くです。
 
イメージ 9
 
イメージ 19

 

 包拯の遺墨や家訓などが展示され、ここでは実際の包拯に重点を置いているようでした。
 
イメージ 10
 

 みんなが触って窪んでいるのが、包拯の名前。


イメージ 11

でも、やはりドラマの一場面を再現した蝋人形もありました。展昭がいなかった(◞‸◟)
 
イメージ 12

湖のそばにあるこの施設のそばには水中から見つかった太湖石で山ができていました。
 
イメージ 13
 こちらは30年ほど前に再建されたものですが、横に広がる湖の底には宋代の開封府が沈んでいるとか・・・
 
イメージ 14
 
 ここで開封の聖地巡りは終了。
 
 今日の昼食は「フードコート」
 観光客や地元の人であふれる巨大なフードコートの中は夜市を模した感じ。店で好きなものを選んで、現金ではなくプリカで支払い、席に運んで食べるシステム。
 
イメージ 15
 青空を模した天井がトゥルーマンショーを連想させます。
 
イメージ 16
 60元チャージしたプリカを用意してもらってましたが、目移りしてなかなかメニューも決まらないし、価格も手ごろなんで60元クリアできませんだ。ちなみに私はこのびゃんびゃん麺とマンゴープリンをいただきました。
 
イメージ 17
 これで開封と別れて、少林寺のある登封市へと移動。雨はずっと降り続いています。
 
 開封は、観光をメイン産業にすべく街を整備しているということですが、残念なことに昔の街は多くが水害のために水の底に沈むなどすっかり地形が変わっているそうです。水中からは宮殿の建物の一部や彫像などが見つかり、それがあちこちに展示されています。かつては緑が少なく砂ぼこりがひどかったそうですが、今では失われた池を改めて復活させたり、緑を増やしたりしているところです。それと合わせて清明上河園を初めとする観光施設の充実に力を入れているとのこと。
 街の振興と自然や歴史的建造物などの保護のバランスはどこの国でも難しい課題ですが、開封のように往時の建造物がほぼ失われているというとまた違った課題がありそうです。
 
 何しろここは中原の真っただ中。地図を見れば、聞き覚えのある地名や史跡がごろごろ。武侠迷にはほんとに楽しいところでした。
機会があれば、もう一度訪れてみたいと思います。
 できれば、雨の降ってない日に・・・ 
 
イメージ 20