江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

闘破蒼穹 その2

19~28集

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 目まぐるしい展開と入れ代わり立ち代わり新しいキャラが出てきて、あきることもなく楽しく見ています。
 
 アクションシーンは多いのですが、ほとんど蕭炎@呉磊一人ががんばっている感じ。今回見た部分では珍しく虎伽と韓閑の見せ場もありました。
 
 煉薬競技会の決勝戦。蕭炎は魂殿から来た范凌と戦うことになる。互いに毒薬を調合して飲ませあい、その成分を分析して解毒しろというとんでもない競技。ところがこの大会をしきっている法犸長老、迦南学院の韓楓、古河の老師二人が魂殿の配下で蕭炎を殺させようと企んでいる。
 
 范凌が魂殿の自分の血を毒薬の調合に使っていたために蕭炎は魂殿に引き込まれる要因を持ってしまう。
 
 しかも、ずっと彼らを支えてきた迦南学院の米騰山長老が魂殿のスパイだとして捕えられ、蕭炎たちもその一味だとして監禁される。
 
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 蕭炎は玄重尺に自分の血をたらし、そこに現れた魂殿の秘儀を練功し、姿を消して幽体となって行動する術を身につける。その技を使って、法犸長老たちの企みを盗み聞く。薬塵はこれに激怒、姿を消してしまう。
 
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 その代わりに蕭炎の前に現れたのが魂殿の主魂滅生。彼は玄重尺の元の持ち主で闘帝の弟だと名乗り、蕭炎に魂殿の武功を授け、仲間に入るように誘う。
 
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 実世界では監禁されている塔から薫児たちや米長老と共に地下の洞窟に脱出する。しかし、そこは果てしなく灼熱の溶岩の上に続く道で外に出ることはかなわない。困り果てた一行の前に突然客棧が現れる。この客棧から始まる世界は悪人谷と呼ばれ、大罪を犯して逃亡してきた悪人たちが互いに殺し合い、勝ち残ったことで生活することができるという世界。
 
 ここで蕭炎は仲間たちの暮らしと米騰山長老の治療、そして最後まで勝ち残ってここから脱出するために戦いを続ける。その彼は虚の世界では魂滅生から武功を伝えられ、力をつけている。戦いを続ける中辛うじて殺すことはしていないものの、荒んでいく蕭炎。魂滅生からは両親や身近な人々への恨みを植え付けられている。
 
 とっくに命を失っていてもおかしくない蕭炎がそうならずに済んでいるのは、姿を見せない薬塵が蕭炎のダメージを代わりに引き受けているから。これを知った蕭炎は魂滅生を倒す。しかし、その魂滅生のフードの中にあったのは蕭炎自身の顔だった。
 
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 こうして蕭炎が魂滅生を倒し、外の世界に戻って小医仙の父冰皇の協力で法犸長老を倒したことで、迦南学院の米騰山長老の無実が明らかになる。また、法犸長老の影響下で朝廷が支配されていたがこれも解消、新皇帝となった夜嵐は蕭炎に友情を感じている。
 
 とりあえず平穏の戻った迦南学院だが、そこに一度蕭家に戻ってこいと知らせが届き、蕭炎と薫児は帰郷することになる。
 
 「競技会」続きで話が進んでいくのは相変わらず。蕭炎と仲間たちのいる実世界と蕭炎の指輪の中や剣の中の虚世界が並行してすすみますが、だんだんこれが混ざり合ってくる見込み?
 
 悪人谷という名前から見ても古龍からネタ持ってきているし、学校の下に秘密の世界があったり、そこを邪悪な勢力が支配しよとしている設定はハリーポッターから持ってきたと思われます。虚世界で力をつけては現実の世界で大暴れ・・・というと、ドラゴンボール?なんか他にも覚えがあるな~
 
 蕭炎は魂殿の力も自分のものにしただけでなく、蛇人帝国の女王美杜莎が人の形を取り戻すまでの3年間という限定つきながら蛇王代理となって、蛇人一族の王にもなってしまいました。ハリポタ以上のレベルアップ度w
 
 三毛特攻(五毛じゃなかったのか?)という批判も見かけますし、相変わらず人とCGの動物の絡む場面は危なっかしいですが、蕭炎が炎を操る場面とか、こういう場面の造形は嫌いじゃないです。
 
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