20~36集
なんかあらすじ紹介みたいになっちゃったんで、立ち入りご用心です。
このパートは新しい敵の姿を見せつつ、ラスト3分の1に向けてクライマックスへの準備というところでしょうか?
典史として葫県に戻ってきた葉小天、さっそく徐伯夷に嫌がらせされています。この徐伯夷は田妙雯の命を受けて、葫県の権益を握り、大物になろうと狙っています。ところが、何やっても葉小天に躱され、結局手柄を取られてしまうという役どころ。
葫県で発生した干ばつ、そのために起こった李家と高家の水争いの対応に名乗りを上げた小天を押しのけて、出て行った徐伯夷は当然のように地元の怒りをかって捉えられてしまう。その対応にまた葉小天が出て行って、灌漑用水を作り、徐伯夷が途中で投げ出した水請いを明日は雨が降ると確信したうえで代役になり、見込み通り雨が降って、民衆の感謝と人気独占。
なんとか小天を排除したい徐伯夷は、小天を罠にかける。取り調べのため都に送られるた小天は、以前に働いていた天牢に入れられる。そこには双子の兄葉小安がいるし、顔見知りもいっぱい。
ということで、葉小天、都でひと騒動のエピソード。
兄と入れ代わって外に出て、錦衣衛の寧大人に無罪を証明してもらおうとする。
都では災害の難民のための募金を集めているところで、これに大金を出せたら葉小天を助けると言われて、羅大享たちは寄付金を募るためのオークションを思いつく。
思惑は大成功するが、この金と楊瑩瑩に目を付けた国舅李玄成に騙され、金をとられてしまう。
もちろん、この金は取り戻すのですが、せっかく父親を篭絡した楊瑩瑩にも嫌われ、葉小天は国舅の恨みを買ってしまう。
代金を準備することもでき、小天の冤罪もなんとなく晴らされたが、そのまま都で官吏として働くよう命じられる。葫県に戻りたい小天、戻せば厄介なので都において、弱みを見つけ責め立てたい李玄成たち。
どこの役所でも鬱陶しがられ、回されたのが礼部の「迎賓館」
そこに南海柯枝国(インドらしい)の公主一行が使節としてやってくる。小天に何か失敗をさせて、ことを荒げ罪に落としたいと企んだ国舅たちだったが、小天チームの対応に加えて、「ラッキーアイテム!」でも拾ったかという感じの出来事が続き、公主が小天を評価してしまったこともあって、企み不発。
しかし、困ったときに火鍋持ち出すのもお約束ですか?
この手柄で、ようやく葫県に戻ることができた葉小天。
あくまでも娘との結婚に反対する楊瑩瑩の父親には、ちゃんと解決策を見つけると約束して、どうにか交際だけは許してもらう。
この様子を見て、ひとり悶々とする展凝児。
三度戻ってきた葫県では、葉小天不在の間に徐伯夷が花県令をないがしろにして、葫県の一切を掌中にしていた。
そのために繰り返し道路工事の賦役に駆り出されるなど民衆は大迷惑、官吏への恨みもつのっている。
ちょうどそういうところに葉小天が帰ってきたわけで、さっそく花県令夫人にも頼まれて、徐伯夷対策に乗り出す。
戸籍がちゃんと整えておらずそのために賦役を公平に課せなかったという責任を取らせる形で、まずは花県令に徐伯夷を後発させようとするが肝の据わっていない県令がなかなか動かない。それでも、華県令自ら道路工事の指揮に乗り出し、徐伯夷を工事から排除することには成功。
すでに異民族たちは承諾していると国舅たちに説明、県令を飛ばして自分の手柄にしようとした徐伯夷だったが、どたばたの末にこれが嘘だということがばれてしまい、皇帝を謀った罪で囚われる。
この手柄では、徐伯夷に変わって県丞に昇格。
この一幕ではえらくおとなかった国舅だが、最後に徐伯夷を逃がして小天への復讐をけしかける。牢から逃げた徐伯夷は恨みを晴らそうと小天を襲い、けがを負わせる。
もう逃げるしかない徐伯夷は匪賊の仲間に入るが、一網打尽で捉えられてしまい、宦官として宮中の雑役に送られてしまう。
葉小天は県丞として銅仁に行き、災害や揉め事の絶えない水銀山での争いを収めに行くことになる。この裏には葫県に送り込んでいた徐伯夷を排除された田妙雯の小天への恨みがある。
というところで、この後は水銀山での話と、夫人と小天の中を邪推した花県令やどうやら結婚詐欺を働いてる銅県知府の側近戴崇華との争いも入ってくるところだと予想。
切られちゃったあそこを入れたツボをしっかり抱きしめ、太監になったなら皇帝の近くで位を極めてやると黒く燃えている徐伯夷も面白そう。
このドラマ、大陸の評価サイトではものすごく評価が高いし、私も面白く見てはいるんですが、悪いけどそこまで?て気はします。
推理もの要素、権謀術数もの要素、恋愛ドラマ要素にアクションやコメディ要素もいれてにぎやかなドラマ展開のテンポも悪くないです。次々降りかかる難題をちゃらっと解決していく葉小天が痛快だし、当面は気分よく見られていますが、いつまでこの調子が続くことやら。