１～１4集
天蚕土豆原作のドラマ。原作の「大主宰」は天蚕土豆の４作目の小説で、それ以前に出版された「闘破蒼穹」「武動乾坤」と内容のつながりがあるそうです。原作の紹介を見ていると「闘破蒼穹」で呉磊が演じた主人公の蕭炎、「武動乾坤」で楊洋が演じた林動が重要な登場人物として出てきています。
でも、この三作品、「大主宰」は爱奇艺、「闘破蒼穹」は湖南衛視と騰讯視頻、「武動乾坤」は東方衛視と优酷視頻でそれぞれ制作が違っているので、呉磊や楊洋がゲストで出てくるなどというおいしいことはないわけです。
舞台は異世界のどっかの大陸。世界に災いをもたらした「天邪神」は鎮圧された後、「九只邪眼」となって復活の時を待っていた。主人公たちの時代はこの「九只邪眼」が次々と姿を現す五千年後の世界となります。「九只邪眼」ってのはブラックなドラゴンボールって感じですか？
主人公の牧塵は牧域の域主の一人息子。北霊学院で学んでいるが、他の学生たちと違って霊力がない。その彼が出会ったのが洛神族の神女洛璃。二人はつんけんしながらも、恋愛関係になっていくというのも、実は牧塵には大変な霊力があったというのも予想のうち。
この世界には、人族のほかに龍族とか神族とかもあって、互いに協力したり、対立したりします。
人族でこの北霊の牧域、柳域、唐域には域主がいて土地を守っている。その子どもたち牧塵、柳慕白、唐芊儿は同級生。このうち柳域の域主柳擎天が天邪神の義娘温清璇の命を受けた無面道人に強要されて、牧域や北霊学院に戦いを仕掛けてくる。
牧塵は彼の体内で血脈がつながり霊力を共有することになった古代の不死神鳥九幽の力も借りて、無面道人を倒し、柳域の攻撃から牧域などを守ることに成功。しかし、その過程で無面道人に操られた慕白の父を手にかけてしまい。視力を失ってしまう。
いつの間にか学校話は終わったかと思っていたのですが、今度は別の学校北蒼霊院に舞台が移ります。ここの学校なら牧塵の眼を直すことができるかもしれないということで、洛璃や友人の譚青山と共にやってきました。そこには父の死後、柳域を立て直そうと思い詰めた柳慕白、その未婚妻唐芊儿も来ていた。
というところで、戦争１回、転校１回、結婚問題計２回。洛神族の神女洛璃には血神族の首領血霊子との結婚約束があったり、牧塵には母親がらみで人と神の恋愛はどうのこうのという縛りがあったりしています。友情と対立的な話は絶えず出てくるし、その間に天邪神サイドの動きが出てきます。
大きな枠では復活をもくろむ天邪神が義娘温清璇や配下にした黒龍族を操って攻めてくるのにどう対抗していくかという話が進むようです。
原作の概要によると最終的には牧塵は蕭炎や林動と並ぶ世界の守護者となるようです。ドラマしか見てませんが、確かに「武動乾坤」はそんな風に終わってたけど、「闘破蒼穹」は途中で終わってしまってる。（第２季どうした？）
「大主宰」も全部で４８集だし、また途中で終わるんじゃ？実はこれ書いてる時点で大結局まで配信終わってるんで確かめられるけど、後のお楽しみにしときましょうｗ
まあ「武動乾坤」は主役が楊洋で少年時代を無理して？演じてたから、おしまいまで行けたという気もする。２０歳前の呉磊や王源にはそこまでやらせない方が無難という気もする。
その王源。TFBoysの一人で、子どものころから目にしています。彼と洛璃を演じる欧陽娜娜の演技力に疑問を投げかける書き込みもかなり見かけます。
もう一人の王俊凱が並行して見てる「上古密約」に出てるので、つい比べてしまうんですが、二人とも易烊千玺に先行されてしまってる感じです。「青雲志」に子役で出ていた時に、易烊千玺が一番演技がうまいと思ったのは間違ってなかった気もする。
撮影は中国国内の他、ニュージーランドでも行われました。そのせいで「指輪物語」の幻が見える。それは仕方ないとして、城や町なんかの俯瞰のマットペインティングにも指輪感が半端なく漂う・・・
今どきの幻玄劇はほとんどグリーンスクリーンの中で撮影されてるようなもので、このドラマもそうなんですが、こちらの出来はそう悪くないと思うのに、なぜかマットペインティングの風景が浮きまくってるのが残念。
とりあえず「上古密約」より先に始まっていたので、視聴も先行してます。内容的にはどっちも嫌いじゃないんで、このまま両方継続していく予定です。
