江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

橙紅年代 その2

18~27集

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 なんか主役陣がひっきりなしに交代にけがしては入院、縞模様の病院パジャマ着てた今回鑑賞分。
 リピートとかダルセーニョとかって音楽の記号を思い出してしまった。
 
 侯四海と劉子光たちの砂をめぐる争いは、至誠集団社長の李紈や労働者たちをを巻き込んで、建築業界の闇を暴く戦いへと発展。
 一度は侯四海たちの鼻先をかすめて、至誠集団の建築現場に砂を納入することに成功したものの、侯四海からの仕返しで仲間の卓力が重傷を負ってしまう。
 激高した劉子光は侯四海の誕生パーティの席に乗り込み、彼に大恥をかかせるが、侯四海の命令で車をぶつけられ、生死の境をさまようことになる。
 
 警察は警察で侯四海に目を付け、動きを探っていたが、とうとう侯四海グループの検挙に乗り出す。
 
 意識を取り戻した劉子光は逃亡する侯四海たちの逮捕に協力しようと乗り出す。侯四海の手下が人質を取って立てこもったところに侵入、撃たれかけた胡蓉の前に飛び出し、また撃たれる。しかし、その前に同じように胡蓉を守ろうと飛び出した韓進が意識不明の重傷を負ってしまう。
 
 胡蓉を愛する二人の男は、互いの胡蓉への思いを認め合い、同時に求婚して胡蓉に選んでもらおうと決めるが、そんなことしたら胡蓉の怒りを買うのは当然ですな。
 
 侯四海から海外に逃がしてくれと迫られた聶万峰が侯四海殺害を命じる。
 上品に茶器を磨いたり、子どもにご飯を食べさせたりしている聶万峰ですが、容赦なく侯四海を追い詰め、死に追いやっています。中の人劉奕君のこの辺の偽君子が見ごたえありますね。
 
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 ところが、たまたま車で聶万峰との約束の場所に向かう侯四海を見かけた劉子光がバイクでこれを追い、またしても車をぶつけられて転倒。フラフラになりながらも侯四海を追跡、警察に通報。これが劉子光が侯四海を殺害したのではないかという疑惑を呼ぶ。あんまり偶然重ねるのはな~と正直なところ脳内に「警戒警報」が鳴り響いた。
 
 胡蓉が命を受けて、劉子光を連行に訪れたとき、劉子光は仲間にハッパをかけられて胡蓉に愛情を告白しようとしていた。
 
 ハードな話が展開する一方で、劉子光の仲間たちがラブコメタッチで彼の恋を応援、息抜きになっています。
 
 せっかく告白の練習を重ねていたのに、嫌疑をかけられてしまっていじける劉子光。落ち込む胡蓉。結局劉子光の無実は明らかになるが、二人の間には軋みがでてしまう。
 
 それを見た韓進は自分の気持ちを抑えて、胡蓉に劉子光の思いを受け止めるように進める。劉子光に愛情を持っている李紈にも本当に愛しているなら相手の幸せを考えろと説得、失恋した二人で酒を飲む。
 韓進も李紈も、いいやつです。そして二人とも韓進は警察の刑偵隊長だし、劉子光にべたべたくっついていくわがままお嬢さんの李紈は企業グループの経営者としてはる侯四海とつながっている重役たち相手に一歩も引かないだけの胆力を見せるし、ただ恋のライバル役として出て来ただけではないのに好感です。
 
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 そして、侯四海周辺の捜査から「天使」が発見され、麻薬がらみの事件へと発展。江北警察は、江南警察と協力して、麻薬組織の大物と見られるTiger公司への潜入捜査を行うことになる。これに立候補する胡蓉、父親でもあり上司でもある胡躍進は彼女の意思を認める。
 
 胡蓉自身は知らない実の父黄振武はM国に潜入したまま生死不明、その娘を大事に育ててきた胡夫妻、黄振武を師父としている韓進らは胡蓉が同じように潜入任務に就くことが不安でならない。
 
 ここの警察は組織をあげて、胡蓉と黄振武の関わりを秘密にし、胡蓉を麻薬関係に近づけまいとしているわけで、なんかかわいいところがあります。
 
 警察署の捜査チームの部屋に黄振武の写真が貼られ、これが劉子光をM国に結び付けるきっかけになるのかな~と見ています。
 
 28集からはまた新しい局面を迎えますが、侯四海という「中間」がなくなり、聶万峰と警察、劉子光との直接的な対決へと進むわけですね。間で起こるあれやこれやはすでに布石がまかれていて、胡蓉が劉子光を父の仇と思うとか、警察が麻薬組織の大物と狙うとか、記憶を取り戻した劉子光を聶万峰が狙うとかがあるわけですね。う~~ん、なかなかハードな感じです。