江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

将夜 その5

31~36集

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 桑桑を残し、極北荒原に向かう寧缺。二人が離れてのエピソードが展開しました。
 新疆各地でロケされた風景が美しいです。やっぱりCGだけの薄っぺらい背景とは違いますね。
 
 極北荒原では書院の一行をはじめ、墨池苑の書痴こと莫山山、月輪国曲妮大師らがそれぞれ弟子たちを引き連れて集まってくる。
 
 月輪国からいやがらせをされている莫山山を助けた寧缺だが、書院の十三先生の身分を隠し褚由賢の名前を名乗る。そして、食糧を運ぶ任務を押し付けられた莫山山たちに同行する。
 
 そこを馬賊が襲ってくる。食糧を狙ってるようですが、実は狙われたのは寧缺の方。莫山山の救援の依頼を無視する西陵の羅克敵と曲妮大師。寧缺と莫山山たちは大苦戦の末に、襲ってきた馬賊を撃退し、任務を果たして戻ってくる。
 アクションシーンたっぷりで、見ごたえありました。寧缺の張飛宇、アクションシーンより字を書くシーンの方に替身はいってましたね。ま、当然ですかw
 
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 これに対して曲妮たちは莫山山がうかつだから、食糧を奪われるところだったと彼女を罪に落とそうとする。そこに寧缺が自分こそ書院の十三先生と名乗って登場、たちまちのうちに彼らを言い負かす。
 夫子を非難した曲妮は、遠くにいる夫子から罰を下されています。夫子無敵ですな~
 
 この寧缺、ここで正体あかしたらカッコよくキメられるよね~とか皮算用しているのがかわいい。もっとも実際は唐の将軍が「こちらこそ書院の十三先生」と水戸黄門の印籠シーンみたいにやってて、それも笑えましたがw。
 
 西陵方面は唐王には内緒で荒人と和睦の話を進めていた模様です。このあたりの政治的駆け引きがもうちょっと見たい感じです。
 
 例の「鶏湯帖」の書にほれ込み、十三先生にあこがれていた莫山山はびっくりですが、「褚由賢」があこがれていた十三先生と知って、初めて「鶏湯帖」の内容に気が向き、桑桑って誰?と思うところもかわいい。
 
 共に苦難を切り抜け、彼女の十三先生への賛辞を耳にしていた寧缺も彼女に恋心を覚えた模様で、「桑桑が彼女のことを気に入ってくれるといいな」などとつぶやいてます。
 
 その桑桑は、町で知り合った老人を助け、家に連れてきて世話をすることになる。ところが、この老人が牢から脱出した衛光明。彼は、桑桑こそ自分の後を継ぐものと、彼女を弟子にしようと説得をする。
 ゴジラみたいなBGMと共に重出江湖した光明大神官が、桑桑にこき使われています。
 寧缺に聞かないと~とか忙しいとか言っていた桑桑ですが、とうとう神術を教えるという光明を師父と呼ぶようになる。
 指先に光を灯すことを教えてもらって、これで夜も困らないとか喜んでいますが・・・彼女の指先がETのごとく光るのをみた光明は彼女こそ、光明之子、次代の光明大神官と大感激してます。
 この先はそんなに気楽じゃないでしょうね。
 
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 二人とは別に、皇帝方面では、極北高原から皇后夏天の元に「義父」三長老が現れ、自分一人が唐王の妃として安楽に暮らしていると夏天を非難、直接唐王と談判すると伝える。彼らが現れたことを知った李漁は夏天を排除する好機と、父王を助けるという名目で軍を率いてくるが、かえって父の怒りを買うことになる。
 李漁の弟は桑桑を襲って、光明に追い払われ、夏天の義父にはコテンコテンにされていますが、まあこのドラマ一番のどうしようもないキャラです。
 
 極北荒原の方では、寧缺が莫山山と共に明字巻の天書を探そうと動き出す。隆慶たちも同じように探しているし、諸国を巡っている夫子と大師兄もこちらにきてるし、今週分はまた違う局面が展開ですね。