江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

将夜第2季 その2

13~24集

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 「絶代双嬌」に先行していたけれど今週配信分で追い抜かれるな~と思っていたら、いきなり36集まで配信になっちゃいました。でもまあ予定通り先週配信分までで一区切り。なんか見るものいっぱいになってきたんで、これだけ一気できないです。

 話がどっと動いた一区切りになります。言い方変えると、第1季からの重要人物が次々退場していきました。そして、そのあおりを食って世界に動揺が起こっています。

 寧缺と逃げる桑桑、彼らを追う西遼神殿をはじめとする各修行者世界。

 西遼の神官たちに追いつめられた二人を夫子が救う。そこから夫子も入れて、三人での旅が始まります。この話がけっこう延々と続くなと思ったのですが、そこから一気にストーリが展開していきました。

 これまでの愛らしさ健気さと冥王の子の姿を見せ始めた不気味さが同居する桑桑、それを見ながらも今まで通りに接する寧缺。そして、ここで二人に同行する夫子の思惑・・・
 この辺から大きく話が動き出し、寧缺と桑桑中心に進んだ第1季とは全く違う雰囲気を持ち始めました。

 天と人間の関係を問う寧缺に対して、夫子が「天は人間を食べている」と答えるあたりから、桑桑にすごみが出てきました。この天と人間の関係は、「擇天記」の陳長生の出生に絡む話と共通点を感じます。

 旅を続け人間界の美食を味合わせ、寧缺と桑桑を結婚させ、そのことで桑桑の中に潜む昊天を人間界に引き留めようとした夫子でしたが、桑桑=昊天と共に天に昇っていく。

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 そして、唐国王は荒人との戦闘に王妃夏天とその息子小六子を伴って自ら出陣していき、戦没。

 夫子亡きあとの修行者世界、唐国王亡き後の唐国と諸国の関係が一気に流動化、水面下で動いていたものが次々表面化してきます。

 唐国では早速野心茫々の李漁公主が役立たずの弟を国王の座に据えます。しかし、王位にまだ未練のある李仲易の弟李沛言もいるし、李仲易は小六子に跡を継がす気だったし、夏天母子は共に出陣していたので孤立しているが跡目争い必至。そこに夏天は魔教の聖女という秘密が李漁らに知られてしまう。
 唐を守る昊天道南門を継いだ李青山も西遼の手先何明池に殺害され、その後に何明池が就いて、南門は光明神殿の出先化してしまう。

 唐国内での混乱をけしかける西遼の光明神殿、唐に恨み骨髄の燕国の王と息子二人崇明と劉慶。最強の部隊が罠にかかって全滅、唐国では動揺が走る。
 ずっと対立してきた崇明と劉慶だけど、唐国への恨みという一点では一致するわけです。

 あちこちで起こる王位や天下を狙う野心に燃える動き、公主であるというだけで愚かな弟を表に立てなければならない李漁公主の口惜しさ、苛立ちも道理です。

 そこにこれまで朝廷に背を向けてきた朝小樹が一人で乗り込み、ばったばったと燕国の将兵を倒して、燕国王を亡き者にしてくるというさすがの大活躍。中の人が替わらなくてよかった。

 

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 夫子を失った書院では弟子たちが今後どう動くのかというところ。

 そして、唐国を滅ぼそうと狙う勢力との闘いの帰趨は?というようなこちらも国対国の戦い、修行者同士の争いとと権力闘争の様相が強くなってきました。

 で、主人公の寧缺と桑桑ですが・・・夫子と共に桑桑が去って以来、ほとんど出てこないんですよね~唐国の存亡がかかってきましたが、寧缺は一人雪山や荒野をさまよってます。

 彼がこの後、どう化けるかが見どころなんでしょうね。

 

 1月末からまた一気に新しいドラマがスタート、次々お試ししているところです。「花间提壶方大厨」の姉妹編「人间烟火花小厨」がやっぱりよさげです。しかし、まだ途中のがいっぱいあるんですよね~どうしましょw

 日本での放送も刺客列伝が第2季に突入、一時期を思うとかなりな数の中国古装ドラマが見られるようになってます。でも、琅琊榜2とか少林問道とか見たいのもあるのですが、見られないんですよね~CS利用の限界。ちょっと悲しい・・・