江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

陳情令 その4

 日本語字幕版放送終了・・・で、びっくり

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 日本でのファーストランがWOWOWで終わりました。

 さあ、それで~なんですが、びっくりしたのなんの。

 以前に見た大陸版と違うんです。

 日本で出すものは基本的に本国の制作会社が渡してきたものに手を加えず、字幕とかを付けて出すものだと聞いていたので、この改編にはのけぞりました。
 当日リアタイで見ていたんですが、フリーズしたまま、Twitterでは言わない方がいいかなとお口チャックでおやすみなさいにしたのです。でも、やっぱりなんか言いたい!

 ということで、まだご覧になってない方、白紙で楽しみたい方は画像以下は立ち入りご用心です。なぜ温寧かって?趣味ですw

 

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 前回大陸でファーストランのときのブログ記事に

 「ラストは見る人の解釈次第という形。原作で大甘ハッピーエンドの「鎮魂」のラストがドラマではそうならなかったのと同じく、「それから二人は仲良く暮らしました」とはできないでしょうし、原作ファンの思いも無視できないでしょうから、よくがんばりましたというところでしょうか?」

 てなことを書いているのですが、まさにここが日本版では改編されていたのです。ついでに書いとくと、私は「鎮魂」迷w

 中文版見てない方には、自然に受け止められたんじゃないかなと思うのですが、中文版視聴組には予想外のエンディングだったのです。

 ドラマ自体の内容は同じなんですが、エピソードの順番が違ってる。そのためにドラマの終わり方も違ってしまってるのです。

 中文版では、観音廟の後、温寧と思追の話、雲深不知処での聶懐桑とのやりとりの場面、自然の中でこれまでを振り返り穏やかに話をする二人の場面があって、最後に魏嬰と藍湛の別れ、右と左に去っていく二人、山の上で一人笛を吹く魏嬰の背にかかる藍湛の声、振り向く魏嬰で終わってます。

 なので、二人はほんとうは分かれてないというような声が中華サイトにいっぱい溢れていました。

 余談ですが、この大陸版リアタイしてる時にあまりにガチに腐方向の書き込みが多すぎて辟易してたために、なんかブログがつっけんどんになってしまってます。

 で、日本版。なんと雲深不知処での聶懐桑との場面、自然の中での二人の場面がそっくりラストに来てるのです。つまり、一度は別に歩き出した二人ですが、「魏嬰」と呼びかけられた後、共に雲深不知処に来ているんですね。だからラストシーンは張紀中版の「笑傲江湖」のラストシーンみたいに終わってます。

 やられました。たかが順番、されど順番。

 大陸のファンが日本版のブルーレイ欲しがるのわかります。

 順番入れ替えただけなんですが、これ、「鎮魂」のドラマと原作のエンドシーンぐらいの違いはあります。

 まあ、びっくりしました。

 こんなこともあるんですね~

 けど考えてみると、温寧達と別れたときにもう違う道に行くと言ってる二人がまた雲深不知処にいるというのも流れとしてはおかしいので、日本版の方が自然?
 ということは元々そういう流れだったのか?とか想像をたくましくしています。原作読めよ、自分~~なんですがw
 小耳に挟んでいる商習慣のことも考えるとこの改編というか編集は制作サイドがしてきたんでしょうかねえ?

 なんにしても各地のファンの皆さんにはお喜びを申し上げますw

 

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 日本語版クリアして思うのは、中文ファーストランで見たとき以上に、この話を引っ張ってるのは実は藍湛の方だということです。台詞が少ない、表情をあまり出さないキャラですから、王一博がんばったな~と。

 

 二人が別れていかないエンディングになると、話全体の雰囲気もずっと違って見えてくるのは自分でもいい加減だなと思うのですが、実際そうなんです。

 魏嬰は直情タイプで思ったことをさっさと行動に移しているようで、実は状況を見てこうすべきだと思うと迷うことなく潔く実行しています。判断がはやい。だから、藍湛が別れようと言い出すと、彼の考えや置かれた状況を察して、それも受け入れる。そんな魏嬰が一人あてもなく去っていくのを見て、考えを変えて彼を呼び止めるのも藍湛の方です。

 派手な動きをする魏嬰に対して、黙って彼の考えや行動を受け止めると結構力任せにぐいぐい行動に移る藍湛、いいカップルですね。
 藍湛には帰るところがあるけど、魏嬰には?とか思うと、中文版エンディング結構寂しかったんですよね~

 ついでにドラマのラストとエンディングタイトルの間に表示されたメッセージ、中文版にはないこの二枚目が話題になっています。

  遠音に響く「忘羨」
  曲が終われど絆は永遠に

とか、萌え心まっしぐらにくすぐってきてますなw

 一枚目の作者に感謝とか彼らの願いが叶いますようにという内容は中文版にもあるんですが、また会いましょうで終わってます。


 さあ、これで次は私的には「鎮魂」の日本語版待つばかりなんですが、テレビ放送とかあるんですかね?期待してますよ~各位w

 と書いてたら、WOWOWでアニメ版「魔道祖師」も放送するとかいう情報が出てきた。言うまでもなく「魔道祖師」は「陳情令」の原作。それならこの勢いで「鎮魂」もやっちゃいません?と思う私はこっちの沈巍&趙雲瀾コンビも見てほしいのです。