10~20集
薛英が即位、金盏が皇后に冊立されて表面的には収まった天下。収まってないのは、つい金盏に姉の代役をさせたがために、それぞれ好きな相手と結婚できなくなってしまった薛英・玉盏、江紹・金盏の二組。とりあえず表面は繕って見せるものの、早くなんとかしようとじりじり。
もう一つは、あっさり薛英に帝位につかれてしまった長公主。何か追い落とすネタはないのかと配下に命じて嗅ぎ回らせる毎日。
難民救済の公金を横領したという事件が起こり、これに符家の父親や朝廷の重臣も関係してるという証拠が出てきて、そんなはずはないと調査に乗り出す。
でも、それに勝手に金盏が出て行ってしまって江紹と行動を共にする。それは大変と今度は皇帝薛英が玉盏と出かけていく・・・とかもうありえないレベルのゆるゆるドラマ展開。
結局二組がそれぞれやっぱりこの人が好き~となっています。
しかし、決して立場を(脚本家が)忘れたわけではなく、とりあえずは金盏を皇后として天下人民に示す必要があるという話も出てきます。けど、皇帝とか言う割には、始終なんだかんだと出歩いてる。そこらへんから普通に馬に乗って出てくるし、よほど小さい国の話と見たw
そこに、薛英の実家である柴家の母親の死期が近いということで極秘のうちに薛英が柴家を訪れる。柴家の父親は薛英の妹蓁蓁を残して、一切を焼き尽くして自死。
蓁蓁には林思意。擇天記の黒龍は元気で愛らしくていい感じだったんですけどね~今度は元気に自分勝手をうざくやりまくってます。
そういえば、SNH48のメンバーがあと何人かヒロイン姉妹やなんかの侍女役で出てますね。
初めて事情を知らされた妹を皇宮に連れて行くわけにもいかず、彼女は江紹に預けられる。ところが、この妹がとんでもない自己中で江紹と結婚したいと言い出す。
玉盏には縁談が持ち上がり、あせった薛英は皇后を廃すると言い出すが、重臣たちに反対される。
さらに、長公主が江紹が皇帝の息子であるという書付を手に入れてしまう。彼の母を死に追いやったのは長公主なのですが、ここは江紹を利用しようと亡き母の友人という触れ込みで接近。ただし、皇帝の件は握りつぶす。
皇帝の聖旨をそもそも預かっていた李方から、何人もの手を経て、当の江紹が長公主の手先に渡してしまうこの流れがあまりに「わらしべ長者」で、もはやお笑いの域に達してた。
この長公主と蓁蓁が接近してるのが、なんともはやうざい。
膠着状態になる中、玉盏と張永曜の婚礼が明日というところで、宮中で火事が起こり、皇后が姿を消してしまう。大騒動になるわけですが、実はこれが金盏のでっちあげ。それを知った薛英は、ばれたら金盏は死刑だと彼女を逃がす。
ということで、新しい展開がはじまるところでしょうか。
薛英・玉盏には、符家の父親が悪評を恐れてさっさと張永曜のところに玉盏を嫁がせたいという思惑があり、張永曜はその気、公主寿安はその張永曜が好き、江紹・金盏の方には、江紹にまとわりつく蓁蓁、それをあおる長公主、金盏が好きでたまらない長公主の息子李懐瑾、彼が好きな長公主の配下月栄とだんだんこんがらがってきた感じです。
すぱすぱっと潔く収めてくれませんかね~
このドラマ、コメディではないのに、話の展開がとんでもなくコメディになってるときがあって息抜きができるというか、調子が狂うというか・・・それがあるんで重苦しくなり過ぎないという利点もあるにはあります。
これから江紹の身バレとそれに続く大事件があるはずですが、残りちょうど半分の20集。こっちの話をメイン希望。
多少脚本が雑でも、CGがヘタレでも、演員が無名でもいいから、もっと単純にわくわくして更新を待っていられるような武侠劇が見たい。うざい粘着質なキャラも、哀れを売り物にしたようなキャラも、しつこい恋愛話もいらないから・・・もう疲れたのです。