江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

武当一剣 その2

8~20集

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 主人公が武当山から少林寺へと移動してしまって、武当山の登場シーンが少なくなってしまって哀しい。ちなみに少林寺少林寺でなかった。ドキュメンタリーはともかくとして、この二か所を同時にロケした作品ってあるんでしょうか?

 武当山風景にばっかりに気を取られてるうちに、ドラマは大きく動きました。

 皇帝の死が武当山から献上された紅丸の毒のせいだと、朝廷から罪を問う使者が送られてくる。
 それを察知した掌門無相は玉京に秘伝書を持たせて少林寺へと向かわせる。さらに武当山の秘宝無刃古剣と無極功法剣譜を巧儿の祖父で掌門の師弟でもある丐幇の鄭鉄崗に預ける。

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 朝廷の使者として錦衣衛を従えて現れた牟滄浪は、皇帝から武当山の掌門に任じられたと武当山の全てを手に入れようとする。それに協力する裏切り者無量と弱みを握られている戈振軍。

 彼らが一番手に入れたがっていた秘伝書がなく、きっと玉京が持って逃げたに違いないと牟滄浪の息子牟一羽、五娘、唐二が彼を追う。

 玉京は巧儿と東方亮と共に少林寺に向かう途中で、武当山の悲劇と掌門の死を知る。しかし、はやる気持ちを押さえ、引き続いて少林寺に向かい、途中東方亮と共に剣の腕を磨く。ちょっと成長したようですw

 玉京の姉水霊は東方亮を探す西門燕に無理やり同行させられて、彼女の母西門夫人のいる崑崙山へ。西門燕は幼馴染の東方亮を自分の未婚夫と決めていて、水霊との間を邪推しているというお決りのパタン。

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 玉京と巧儿は東方亮と別れて、少林寺を目指すが、少室山の麓までたどり着いたところで唐二たちに襲われる。五娘から両親が努尔哈赤の手先で売国奴だったと聞かされて、混乱して崖落ち。

 ところがこの落ちた先が張三寶が自らの武術の秘伝を隠した洞窟で、玉京はここで武功が格段に発展させる。何しろ大蛇の血まで飲み干してしまったのです。

 しかし、妙にリアルなボロボロ衣装w

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 ここから出て少林寺へとやってきた二人は東方亮と再会するが、東方亮は牟一羽にいろいろ吹き込まれて義兄弟の契りをしたはずの玉京への不信感を抱き始めている。武痴の彼は自分の知らないところで玉京が武功を高め、少林寺の武功まで伝授されているのが気に入らない。この東方亮、戈振軍と並んで立ち位置が一番定まらない感じです。

 玉京は巧儿の祖父から両親の死の真相を知らされ、武当派の秘宝二つを託されてこれからの武当派を背負うのはお前だと言われる。そんなこと急に言われてもな~ですが、躊躇したのはちょっとだけでしたw


 二人は、無相の指示にあった少林寺の慧可師父と共に崑崙山をめざして旅に出る。

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 崑崙山では水霊が西門燕と義姉妹の誓いをたて、西門燕の母を干娘として武芸を伝えられている。

 その崑崙山と断魂谷の間は良好だったのを牟一羽や五娘たちの離間の計によって一方的に敵対感を抱くようになる。そして玉京たち三人を断魂谷の地下牢に監禁。牟一羽たちの目的は玉京の持っているはずの秘伝書だが、すでに焼失、ただし内容は玉京の頭の中。

 東方亮は秘伝書は見つからなくても玉京は修業しているはずと覆面をして彼に腕比べを挑む。けれど、数日続くうちに玉京は覆面男の正体が東方亮だということに気づく・・・

 

 ざっとこんなところで20集まで来ました。風景に気を取られてよく覚えていなかったキャラの名前や位置づけもちょっと頭に入ってきました。何しろ見覚えのない人ばかりなので、覚えるのが大変です。

 知らない俳優さんばかりだからというわけでもないんですが、主役陣がちょっと力み過ぎなんではないかとは思う。こういう感じの演技ってこのドラマの制作された2017年よりさらに10年以上前の武侠ドラマによくあったんじゃないかと感じるんですけど、違うかなあ?アクションの構成とかもなんだかそのくらいの時代感がある気がするんですよね~

 玉京や武当山の当面の敵が武当山を占拠している牟滄浪とその一味となってますが、その後ろにさらに朝廷そのものや努尔哈赤の影も見えますし、黒づくめの仮面の人物がそのあたりに出没しています。いまだに謎のこの人物、きっといい人枠で登場してるあの人物?とか思うくらいの余裕はできてきました。
 
 どうやら西門夫人や玉京の父世代の関わりが「現代」につながっているのもだんだん見えてきて、これからそっちの話が展開するのでしょうか?