射鵰英雄伝之九陰白骨爪
ネットで公開される映画というのは映画って言っていいんでしょうかね?とずっと思ってる。
映画というのは映画館か何かの大きなスクリーンでゆったりと映画の世界に浸るもの、その場にいる観客とその世界がもたらすものを無言のうちに共有するものと思う。ネットで見る映画は何か物足りない。
网络大电影、ネット映画というジャンルはもう確立している感じだけど、個人的には「火曜サスペンス劇場」とか「土曜ワイド劇場」的な位置づけですかね~
とはいえ、こうドラマ日照りだとそっちの方に興味が移ってしまってる今日この頃。
当たりはずれも大きいけど、予想外に結構楽しく見たのがこの「射鵰英雄伝之九陰白骨爪」
梅超風が黄薬師の弟子になるところから、死ぬまでの彼女の一代記です。冒頭から凶悪無比と知られる梅超風の知られざる愛とかなんとか言ってたのが不安要素で、まあ確かにそうなんですが、後半になるとあまり気にならなくなりました。
まあ、突っ込みどころいっぱいで一人でキャーキャー言いながら見てました。
冒頭、梅若華こと将来の梅超風が市場でかっぱらいをしているところを若き日の黄薬師に拾われます。もちろん黄蓉と郭靖の出会いから持ってきてますな。
この網劇で唯一私が知っていたのが黄薬師の厳屹寛。今回はほんとに他の演員は誰一人知らない。でも出てくるキャラは全員よく知ってるw
桃花島で師父や師兄弟たちと楽しい修業ライフ。彼女は黄薬師に恋心を育て、師兄陳玄風は彼女に恋心というあたりがめんどくさい💦
彼女の恋心に気づいた黄薬師は彼らを置いて一人島を離れ、二年経って戻ってきたときには妻と半分の九陰真経が一緒。
これで陳玄風と共に桃花島を去ることになり、二人で草原へと移動。
ここからはほぼ原作の通りに話が展開、郭清が陳玄風を殺し、楊康が梅超風を師父に、大人になって最後は帰雲荘に一同が集まってきます。
有名キャラを演じる演員たちはそれなりに「らしい」造形。でも、こういう欧陽峰は珍しくない?
子ども時代の郭靖が予想外に小さい子でかわいくて、びっくり。
青年になった郭靖は今どきの線の細いイケメン、
楊康の方がらしいでしょうか。
でも、二人ともちょろっと顔出しただけw
笑ったのはこちらの黄蓉が何となく胡歌版の時の林依晨、
欧陽克が楊旭文の時の劉智揚を思わせる。
そういや若い時の梅超風はごく普通の造形で主人公感がないと思ったんですが、後半になるとなぜか眉毛ぼうぼうで李亜鵬版以前の「怖い梅超風」イメージに寄せてきている。
オープニングに「鉄血丹心」を使ってるし、衣装とかメイクとか何かとこれまでのドラマとか映画をつまんできてる?気のせい?
ただ一人著名な演員厳屹寛の黄薬師は「東邪」感が薄いのが残念。どうも梅超風の実らぬ恋の相手という位置づけの方が大きいようです。梅超風の死の場面、こんなだし~w
これ、武侠仲間で一緒に突っ込みながら見たら、どんなに楽しかっただろうな~
ストーリ展開も、某トンデモ神雕侠侶とかに比べりゃ十分個人的許容範囲内だし、アクションもスピード感があって、悪くなかったので、それなりに満足できるんじゃないでしょうかね~
演 員 角 色
严屹宽 黄药师
阮 巨 梅超风
黄曦彦 陈玄风
何昶希 欧阳克
更登彭措 欧阳锋
汪小敏 冯蘅
林柏叡 杨康
杨秀措 韩小莹
廖银玥 黄蓉
刘 涵 郭靖
職員
導 演 傅鸫
編 劇 曹红红,双艺
美術設計 九宬
造型設計 苏志勇
服装設計 李萌