11~35集(大結局)
さあ、終わってしまいました。
これから何見たらいいんでしょ?
芸達者なメンバーが見せてくれる喜劇が楽しかったです。私にしてはドラマの内容に触れていると思うので、立ち入りご用心でお願いします。
基本的に一話完結ですが、話は積み重なっていきます。とにかく得福瓦舎の面々には正体を隠しきりたい小皇帝。
例えば、秘密の地下道を見つけた白小青に皇帝だと一度は知られてしまいます。それを力業でごまかした皇帝と八斗。白小青が前後の記憶をなくすというありがちパタンですが、これに絡む話が幾ひねりもしてあって楽しいのです。
皇帝の叔父とのトラブルから舞台に上がれなくなった蘭陵の復活、金可儿の厄介な師父の登場、とんでもなく「小師妹」キャラな皇帝の妹が兄の後をつけて得福瓦舎に出現、その妹のせいで他国との戦争寸前になってしまう、皇帝暗殺が図られる、得福瓦舎に徴税人がやってくる、蘭陵のファンが居座る、殺し屋がやってくる、麻雀で負けた小青が蘭陵をライバル瓦舎に売り渡す約束をしてしまう・・・などなど、次々に厄介なキャラと事件が小皇帝と得福瓦舎の上に降りかかります。
何しろ相声の芸人勢ぞろい、同じ徳雲社の仲間が多いとあって、息の合ったやりとりや間のとり方に安心して見ていられます。中文力がろくになくても十分に楽しめる。制作サイドの意図を忖度しなくても素直に楽しめるのがうれしい。
ドラマの中で本職の芸を披露しているのも見どころです。
小黄=小皇帝以外にも、実は・・・と隠し事のある人物がそろっている得福瓦舎の面々。
小黄の身バレはどういうパタン?と楽しみにしていましたが、結局「うお~そこで終わるのか!」となりました。
とうとう皇宮に通じる抜け穴の存在を一堂に話さざるを得なくなった小黄。ここで全35集おしまい。
やられた!とは思いましたが、不思議に腹が立つことはなく大爆笑してしまいました。
ここまでの話を見てきたので、そのまま身バレという話にはなりそうもないなと思うのです。そこさえ回避し続ければ、このドラマ、いくらでも続けられそうです。
現在の身バレ寸前をどう切り抜けるのかは気になってならない。でも、こんなところで35集すべて終わってしまっても、このドラマ世界はそのままエンドレスで続いているという感覚があって、他のドラマのぶつ切りに阿鼻叫喚、髪の毛逆立てるというようなことにはなりませんでした。
うん、これもまたなんかこのドラマ世界にはふさわしいエンディングだと腑に落ちてしまいました。
でも、もちろん続きは見たい。
秦霄贤 飾 小皇帝
赵小棠 飾 白小青
孟鹤堂 飾 兰陵
张昊玥 飾 金可儿
曹鹤阳 飾 辛抱恙
李鹤东 飾 欧阳瓜棚
监 制 郭德纲
导 演 綦晓卉
编 剧 束焕