18~34集
終わりました。
同じ唐人影視のドラマで片や三国機密、片やこれ・・・溜息しかでない。
こういうのに萌流派古装劇とか言うくくりができてるそうで・・・別に、アイドル多用でも、萌流でも、なんでもいいんですけど、これはないだろうと思う。
とにかく、画像以下はさらに言いたい放題。
孤妖の娘たちと皇帝やら朝廷の男たちとのラブコメという面で見れば、ハッピーエンド。
皇帝と黄軽風との間には妹分の胡飛鸞に引かれている皇帝、胡飛鸞と李玉渓には飛鸞は皇帝の側室、玉渓は将軍という障壁、そして玉渓に片思いの全臻穎に、軽風と飛鸞の邪魔をするようで味方もする翠鳳は花無歓が好きだが、太監の無歓は彼女より先々帝の妃に思いを寄せている。
皇帝は飛鸞が飲んだ魅果のために彼女を放せないというのが最大の障壁の一つ、もう一つは何と言っても彼女たちは人間ではなく孤妖だということ。
で、魅果の効果を無くすにはどうする?という話とか、バレた、捕まった、殺される、助けねば!という一連の話が展開。
ひたむきな娘たちにがリードする形で、こちら方面では、皆さんハッピーすぎるほどにハッピーエンド。
どうしようもないのは、宮廷の権力争い、帝位の取り合いとかの私が見たかった方面。
雑にストーリをなぞると…思い通りにならない皇帝にイラついてる王守澄、太皇太后、自分の生んだ息子李涵の異母弟漳王を皇帝にしたい秋妃と彼女に忠実な花無歓と彼を好きな翠鳳、これらの勢力に李玉渓までが加わって皇位簒奪のために軍を起こし、たちまち皇宮に攻めてくる。
だいたい李玉渓がこの一味に加わったのにしても、他のエピソードにしても李涵がころころ気を変えるのが揉める原因。飛鸞から皇帝が二人の結婚を認めたと聞いていたのに、王守澄の義女全臻穎に玉渓との結婚の許しを求められるとそれもいいかな~とこれを許す。もう皇帝なんか信用できないと玉渓がブチ切れても当然。
挙句の果てに、夜中にこっそりと玉渓呼び出して、「ごめん、オレが悪かった」とか・・・皇帝の言葉の重み分かってるのか?
というか、李涵にしても無歓にしてもうじゃうじゃと煮え切らないんだよなぁ。
花無歓が率いた叛乱は、李玉渓の再寝返りで失敗。
これはオレとお前の問題だと、二人が一騎打ち、無歓が負けました・・・で、乗り込んできた漳王一同あっさり降参。
皇帝から、必要な人材だと一同許してもらって、ニコニコ。
さすがにここだけはラスボスで倒すだろうと思っていた王守澄も、兵権は奪ったが名誉職に追いやっただけでそのまま。
とにかく誰もやっつけられてない、当初皇帝が抱えていた問題は一応みんながごめんなさいして皇帝が勝利した形になってますが、根本的になんもかたづいてません。
そもそもこの李涵という皇帝は、太監の王守澄に担がれて帝位についた傀儡皇帝で、ようやく彼を排除することには成功したものの、宦官たちを一掃しようとして失敗、結局幽閉されて生涯を終えたという人物。
そんな人物を主役にしてどう明るいラブコメを展開させる気だといぶかってましたが、都合の良いとこだけきりとって後は知らん顔決め込んでました。ま、彼の人生を描くとはいってはなかったのではありますが・・・
新人を多用した如何にもお金かけてないネットドラマでもずいぶん脚本のしっかりした見ごたえのある作品が続出しています。これは周渝民というかつてのスーパーアイドルを起用し、韓棟や左小青、李彧のベテラン、陳若軒、陳瑶、胡冰卿という人気の若手を配して、キャスト的にはしっかりはしてる。衣装やセットもまあまあ。
「悪い人」は出てきても、最後までスルーするか、悔い改めて新しくやりなおすか・・・で、ラストはのんびりと驪山の孤妖の村。
ラストそれでもいいから、大々的にチャンバラシーンもちこんで、せめて王守澄捕えるとか、秋妃母子追放するとかなんとかならなかったのか・・・ストレスたまったままで終了。そりゃないだろ。
やっぱりラブコメ苦手。いや違うな、結末もついてないぬるい権力闘争ドラマに耐えられなかったのです。
演員 角色 配音
周渝民 飾 李 涵 王凱
韓 棟 飾 花無歓 斉斯伽
胡冰卿 飾 黄軽風 陳希
陳 瑶 飾 胡飛鸞 楊婧
陳若軒 飾 李玉溪 張赫
左小青 飾 秋 妃 李詩萌
李 彧 飾 王守澄
宋楠惜 飾 翠凰 趙夢嬌
梁婧娴 飾 全臻穎 趙双
王艺霖 飾 李 凑 王俊翔
李思澄 飾 永道士
傅 淼 飾 黒耳姥姥
張瑞珈 飾 太皇太后 郝幽玥
鄧立民 飾 王福荃 劉琮
李熹子 飾 小純
制作人 蔡艺儂;賈文鳳
監 制 李国立;何振声
原 著 水合
導 演 李公楽、黄肖英、徐恵康
編 劇 王莉芝;劉彩雲;蘇斌華;莫偉健;張寒冰;欧陽楼;武旭江;陳巧思