江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

重生之門 その1

1~13集

 

 あっという間に全26集の半分見てしまいました。この勢いだと後2,3日で見終われるんですが、問題はまだ配信が終了してないってことでしてw

 現在16集まで配信済み、大結局が出てくるのは来週金曜日・・・ちょっとここらでスピードダウン。

 とにかく見やすいんです。1集あたりの時間が普通より5分くらい短いせいもあるんですが、話がわかりやすい。

 もう一つはブログにアップするのを保留している「風起隴西」に比べりゃ、ずっと単純というのもあります。見た順が逆だとまた違ったかもしれない。

 

 今回もダブル主人公ですが、それが天才大学生の庄文杰@王俊凱と警察の刑偵探長羅堅@張譯というでこぼこ・・・いや年の差コンビ。BLのかけらも感じられないw
 最近男主二人だとすぐにBLだのブロマンスだのとついてくるんで、正直辟易ぎみ。それはそれでいいけど、なんでもかんでもそれじゃないのは当たり前・・・

 ま、それはそれとして。

 

 ドラマは、事件で知り合った大学生に天才的な事件の分析能力があるのを知った刑偵探長の羅堅が、この大学生周文杰を協力者として二人で事件を解決していくというような展開だと事前に聞いてました。

 なんかこの前見てた壇健次の「猎罪图鉴」っぽい?

 まあ、そういやそうなんですが・・・こちらはどうやら26集通して一つの話になっているようです。

 美術館に展示された名画が偽物だと気づいた周文杰、そこから彼は犯人と疑われ、自らの無実を証明するために推理能力を発揮し、頼まれもしないのに警察の捜査に首を突っ込み始めます。

 彼が普通の大学生でないのは、わずかな手がかりから、犯人の思考を読み事件を綿密に分析、再構築する才能に恵まれているところ。時に多くの手がかりを持っている警察の羅堅が解きほぐした結論と同じものをほんの少しの手がかりとネット情報を元に見つけ出してしまう。こういう能力は犯罪にも捜査にも利用価値が大きい。

 周文杰の失踪した父親もそのまた先祖も代々プロの盗賊。でも、父親から受け継いだ血筋だとか言って、犯罪集団の仲間入りを迫るとか今どきそれあり?とか思うわけですよ。幻玄ドラマか武侠ドラマならともかくね~とか、突っ込みどころ満載。これが後宮ものだとさっさと離脱するんですがね~突っ込むのも楽しいw

 といっても、文杰は12年前にいなくなった父親からいろいろ教えこまれていたらしい。推理能力だけでなく、身体能力やそっち方面の能力も人並み外れている。

 彼は、父の失踪した理由、その生死を知りたいと思っている。ところが周囲がもう昔のことに関わるなと言ってくるほど、さらにしつこくこだわるのもお約束w

 

 何しろ父の庄耀柏を演じてるのが潘粤明なんで、裏の二枚や三枚はあるはず・・・💦

 

 そして、事件は次々と起こり、新たな犯人が登場してきますが、根っこは一つ。その影にいる謎の人物の正体も徐々にチラ見せされてきました。

 でも、多分、視聴者全員が、これ、周文杰の父親じゃないのかと思っているんじゃないですかね?私も思ってるw

 ネタバレと躊躇することもないほど、そう見えるんです。違ったら違ったで、すごいミスリードだと思うので、それも楽しみ。

 

 周文杰に王俊凱。複雑な背景を持つ天才の孤独と自負を持つ少年に透明感のある彼のキャラがよく似合う。これに対して、公私ともに経験を積んでいる探長が張譯。こちらは「重生」や「紅海行動」などこれまでのドラマや映画で演じてきたキャラを思い出させることもプラスになって適役かと思われます。
 しかし、「お前とはいい友達になれそうだ」などとベテラン探長が子どもみたいな学生に言ったりするのはちょっともやるw
 
 けど、よくあるおじさん世代orプロの警察官より、素人の若いイケメンが事件解決能力があるという話の展開ではなく、羅堅の推理能力、捜査チームの能力も高い。周文杰に首を突っ込ませなくても、十分に事件を解決していけるはず。

 というわけで、半分見ての雑感。後半でどんでん返しが待っていてくれるといいな~