１０～２３集
今週はおとなしくこのドラマを見ていました。
もといたいちご世界に戻ることができた林朝夕と紀江。
ドラマはいちご世界とチーズ世界の二つを舞台に進みます。この二つの世界にはそれぞれ林朝夕も裴之も紀江もその周囲の人たちも存在しています。ところが、全く同じ世界ということではなく、少しずつ生活も人間関係も違っている。
元々のいちご世界では、大学で哲学を学んで卒業したばかりの林朝夕、生まれたときに母を亡くして父の林兆生と二人暮らし。その父は数学の天才で将来を嘱望されていたが、今は会計係として働いている。彼はアルツハイマーを患い余命５年と言われている。
紀江は人気スターで、車をぶつけたことから知り合った林朝夕とともにチーズ世界にワープ。
最初に二人が行ったチーズ世界では二人は１２歳で同じ孤児院に暮らしていた。そこの裴之の協力でいちご世界に戻ってくる。
帰ってきたいちご世界で裴之と再会するがこの裴之はチーズ世界には行っていない。彼は数学を捨てて、ボクサーになっている。突然ドイツに行ってしまって、帰国していたことも知らされていなかった林朝夕。それでも二人の関係は修復されてきますが、共にいちご世界で苦労した紀江は朝夕に告白するも完膚なきまでに失恋。けなげな紀江がかわいい。
それぞれのキャラがどの世界に所属しているかいちいち書くのがめんどくさくなってきたんで、名前の後に🍓と🧀をつけて区別しますね～
けど、この二つ以外にもまだ別の平行世界とか、別の裴之とかいそうな気がする・・・ま、その時はその時でｗ
裴之🍓は2009年に交通事故で死んだはずの父裴東来がその後に交通事故を報告している録音を入手、この謎を解こうとしている。
そして、今度は裴之🍓が林朝夕🍓と共にチーズ世界にワープ。ここは前の世界の続きで、二人は高考を控えた17歳の学生となっている。
この世界で生きている父と再会した裴之🍓はなんとか父を助け、チーズ世界で一家そろって幸せに暮らしたいと考えるようになる。
紀江🧀は朝夕🧀と共に林兆生🧀に引き取られ、三人家族として楽しく暮らしている。しかし、いちご世界ではすでにデビューしていたはずの紀江だが、平凡な学生のまま。朝夕より小柄だった少年が誰よりも大きく成長していますが、朝夕🧀を姐～と呼び、毎日を楽しく暮らしている。それを喜べない朝夕🍓。
朝夕と裴之の考えのずれから起こるトラブルもあります。けれど、結局二人は元の世界に帰ろうとまた協力して準備にかかります。
平行世界からやってきたことも二人の父親には告白、それぞれ協力を得ることになります。父親の描き方に比べて、裴之の母親の息子に対する愛情の描き方があまりに感情的すぎないかと思いますが・・・中の人劉琳はこういう演技がうまいですｗ
このきっかけになるのが、本来このチーズ世界に存在していた朝夕の残したＶＴＲ。平行世界に来るといってもこのドラマでは意識だけが移動して、元の世界の「自分」に憑依、元の「自分」はその下に押し込められるが、そこから移動してきた「自分」の言動をすっかり見ているという設定。
チーズ世界の朝夕の哀しさ、つらさを知らされたいちご世界の朝夕がそれに応えようとします。
こういう世界の組み立てはおもしろいし、そこで簡単には結論も出せない問題にとりくむ登場人物たちは魅力的です。
子ども時代に朝夕🍓からこの世界の朝夕を大事にしてねと言われた裴之🧀が生真面目に彼女に勉強を教え、世話をし続ける・・・される朝夕🧀はたまらんよな～と思ってたら、まさにそういう展開が来ました。話は平行世界を扱い、主人公たちはそれぞれ特別な才能を持ってたり特別な経験をするのに、なにかすごく身近なキャラに思える、等身大のキャラということでしょうか。
なかなか面白く見ていますが、そろそろ古装成分を補充したくなってきました。
