12~22集
ドラマは汪淼と史強をメインにした2007年現在の話と1969年から始まる葉文潔の話が並行して進み、その間にゲームの三体世界での文明の興亡が挟まる形で進行しました。
原作と違って、物語のスタート時点に文革時での葉文潔一家の話が描かれていないので、葉文潔を追い込んだのが白沐霖の非道だけに見えてしまうのになんとなくイラっと来てしまう原作日本版クリア組。
原作に忠実だという評価もあるようですが、改変部分も少なくないようです。例えば、全編通して史強の登場場面が多い。最初に汪淼がゲームをやったときには彼もいっしょにログインしています。さらに、ドラマのオリキャラで楊蓉が演じる慕星という記者が結構活躍するのです。いなくても話は進むはずなんですがw
彼女の存在については、原作ファンからブーイングが起こっているらしいですが、いつものことですね。
このドラマは2007年を現在と設定、その当時の技術を再現しています。中で使われている電子機器類もその当時のもの、ということで三体ゲーム内のCGも今よりずっと未熟な感じで表現されています。
なんとなくカパカパした感じのキャラの動きとか衣類の表現が、そういやこんなんだったよな~と昔やったゲームなんかを思い出させます。
2015年に作られたオールCGの映画「爵迹」を思いだします。数年後ではありますが、この映画も同じように范冰冰や陳偉霆らの俳優をキャラとして使っていました。このドラマでの三体ゲームもちょうどそう言う感じでしょうか?
ただ、どうも中の人をそのまま使っただけではなく、顔以外はCGとかいろんなパタンがあるのではないかと思うのですが、どうでしょう。それに完全にCGキャラもいるようです。
このゲーム世界には孔子やら墨子、アインシュタイン等々の歴史上の有名人が登場してきます。そのキャラを俳優だけでなく、中国の映画やドラマ関係の大物たちが演じています。それが極端なメイクとCGキャラ化させているせいでさっぱり誰が誰かわからない。
ここまで見てきて、一番はっきり見分けがついたのは制作している霊河文化のCEOでもある白一驄の連合国秘書長だったりします。
これは季晨の秦の始皇帝なんですが、ほんとに季晨なのかいまだに確信できないw
1970年前後の紅岸基地の造形は、赤や緑のランプがピカピカし、穿孔テープがガチャガチャと吐き出されるとか、数字が緑の液晶で表示されるとか、科特隊とかウルトラ警備隊の基地というか、ショッカーの秘密基地というか・・・もうレトロで懐かしくてうれしくなってしまった。
今回の視聴分では、三体ゲームが終了、いよいよ次のステージに話が進むというところまで進みました。
話は知っているわけですが、これからの話をどう映像で見せてくれるのかが楽しみでなりません。