春閨夢里人　その３

２１～３８集（大結局）

　最後まで行けるかどうか、我がことながら自信が持てないままに視聴終了しました。

　ラブコメというほどに主人公カップルにコミカルな要素を感じませんでした。むしろ常に追いつめられた表情で悪だくみをしては、しくじり続ける反派カップルの方が「大笑い」ものでしたが・・・一つも笑えなかった💦

　ドラマの舞台が海坊に移り、そこでの県令寧鈺軒の悪戦苦闘、商売を始めた季曼の悪戦苦闘、二人の親世代の因縁に周辺の人々の恋愛問題やらなんやらが展開。悪だくみを続ける温婉の悪事を暴いて、やっと追い払ったと一同も視聴者もせいせい。
　ところが、凌剣星と結託、如月郡主となって再び海坊に出現。今度は海坊の商人たちに商品を競わせ、リーダーを決めるという皇商大会が開かれるというので張り切る季曼たちに、そうはさせるかと季曼達の邪魔をして優勝をさらおうとする温婉と凌剣星一派。

　そしてなぜか皇帝まで京城からやってきて、皇帝臨席の元に皇商大会が始まります・・・

　その裏で、聶桑楡ではなく季曼と婚礼を上げようとする寧鈺軒は、彼女のＯＫも得て、幸せの絶頂。そこへ季曼は実は寧鈺軒の父を殺した茶幇の蔡聞正だということが袁朗と帰海一刀から告げられて、二人の結婚はあり得ないと奈落の底へ真っ逆さま。
　それでも、皇帝を騙すことになっては大変だと、外では夫婦のふりを続ける二人。この辺もドタバタ劇にも仕立てられるシチュエーションなんですが、そういう感じはあまりうけませんでした。かといって、反派に追いつめられてじとじとしているというわけでもない。

　確かに主人公たちの状況は八方ふさがりではあるんですが、二人のスペックが高すぎて、凌剣星も温婉も太刀打ちできない。だから、彼らの方が粘着質にねばねば主人公たちに絡んできても、結局は・・・というパタンの繰り返し。

　それがだんだんと多くの人々を巻き込み、過去の寧鈺軒の父親殺害の真実とか皇位を巡る争いとか大きな話に膨らんでいって最後はまあいろいろあったけど、大団円というところでしょうか？

　なお、今回の皇帝は役に立ちましたｗたまには黄海冰もちゃんとした皇帝させてもらわないとね～ｗ

　このドラマ、冒頭と大結局近くに二度も崖落ちシーンがあるんですが、どちらも二人落ちて一人は助からないというパタン崩しをしているのが一番笑えたりしました。へそ曲がりなんですｗ

　寧鈺軒と季曼の「先婚后愛」に近い関係から始まる障害の多い恋物語を素直に楽しんで見てもよし、何があってもへこたれない季曼の商売ドラマを見て手に汗握ってもよし、丁禹兮の表情見てるだけでもよし・・・と気楽に見るにはちょうどいい感じでした。

　ということで、途中で投げ出すこともなく見終わりました。

　あちこち見てるとこれよりも高評価を見かける「長月燼明」の方が私にはハードルが高い感じで、なかなか視聴が進まない。そこへ「無眠之境」という「暗黒者」前伝みたいなのが出てきて、そりゃ見なけりゃ！ということでますます「長月燼明」から足が遠のくという悪循環に陥ってます。
　これで「雲襄伝」でも出てきたら・・・ま、先のことは先で考えましょうね～

演　員　　　　　角色　　　　　配音
丁禹兮　　飾　　宁钰轩　　　孙郎朗
彭小苒　　飾　　季曼、聂桑榆刘晴
易大千　　飾　　袁朗　　　　歪歪
何昶希　　飾　　鬼白　　　　张东
加奈那　　飾　　温婉　　　　贺文潇
罗秋韵　　飾　　水娘子　　　王瑜
阿丽亚　　飾　　千怜雪　　　赵爽
付　嘉　　飾　　秦奕闲　　　李昕
马　可　　飾　　凌剑星　　　孙志诚
王子睿　　飾　　陶思维　　　魏超
黄海冰　　飾　　皇帝　　　　吴凌云
王漪淼　　飾　　桑葚　　　　徐佳琦
程金铭　　飾　　苜蓿　　　　蔡海婷
董　颜　　飾　　聂青云　　　青泯邑
蒋　恺　　飾　　檀王　　　　宣晓鸣