25~36集(大結局)
中華サイトでも、日本でも見終わったみなさんから「何?そんな終わり方~」と言う感じの感想が出てるのを横目で見ながら、最後まで見終わりました。
う~おっしゃる通りではありますが、私的にはそんなにがっかりと言うこともなく、普通におもしろかったです。でも、片頭と片尾に流れるタイトルバックの曲が片頭のはコミカル、片尾のはしっとりメロドラマ系だったのと同じように、全36集の雰囲気がどんどんかわっていったのは確かです。
コメディ的な感じで見ていた初めの方から、こじれた恋愛ドラマにシフトしてきた真ん中あたり、敵討ち話はわりに簡単に片付き、最後の部分には反乱が起こったりもしますが、狂気に陥った皇帝と肖鐸たちがそれにどう抵抗していくかという話になりました。
私は取り立てて恋愛ドラマが見たい人でもないんで、まあ、いいんですけどね~
正直なところ、今回視聴分になると肖鐸と歩音楼の主役二人より、皇帝の方に存在感も主役感がありました。
やっぱり見どころは、権力争いの結果棚ぼたで皇位についた後、どんどんと黒化し、狂気に陥っていく皇帝慕容高巩だと思います。反対意見が多いのは予想しております💦
何潤東は元々反派も演じる人だけど、最近では「那年花開月正圓」の呉聘イメージが濃くなっている中でどんな凶悪な皇帝を見せてくれるだろうかという興味もありました。
最初のぬぼ~とした福王のままであったら、顕在化しなかったであろう彼の権力欲、独占欲、残忍さなどが皇帝の椅子に座ったばかりにどっと表に出てしまうという変身ぶりは見事でした。
けど、最後まで来ても本来皇帝になるはずだった甥を殺したのが故意が偶然の事故なのかはわからなかったです。ただ、彼はそれを知っている肖鐸の後押しで皇帝になったというひけめをずっと引きずり、その裏返しとして狂暴化していきました。その対象が反逆者たちだけでなく、朝廷の役人や侍女たちと相手かまわずになっていったときに破綻がやってきます。
最後まで来てようやく歩音楼の愛人が肖鐸だと知られてしました。私の予想としては「ほんとの大監にしてやる!」というお決りコースが来るかと思ったのですが、不思議にそこは触れられませんでした。さらに皇帝の心根がねじくれまくって、大結局へと流れ込んでいきました。
「少年歌行」がお決りのシチュエーションをどんどん飲み込んで作劇していくのとは反対に定型を外す作劇がされてるような設定も多いんじゃないかな?。犠牲になったと思われたキャラがみんな実は生きてるし、あんたが反逆者?ってキャラが反逆するし・・・皇帝相手の争いとなったら命がけ、どっちか死ぬとか両方死ぬとか、誰かを犠牲に生き延びるとかでなければ、皇帝倒して皇位簒奪?とか期待してたんですけどね~私の予想とは違う方向で話が展開しました。
それは最後まで続いて、大結局最後のシーンは「え?ここで終わる?」でしたが、これも途中半端というより一応の結末はついてるんだけど、なんか緩くて消化不良気味。パッと歯切れよく終わった感じにはならなかった。
ま、予想が外れたのは悪いことではありません。
このドラマ、もっとほかのタイミングで出てきたらもう少し身を入れて見てたと思うのですが、今一つ盛り上がらないままにクリアしました。
これはもう同時に見ているのが「少年歌行」に「去有風的地方」、「三体」「狂飆」と視聴意欲ましましのが揃ったせいだとしか言えない。
というわけで、一番おいしそうなリンゴは最後に食べるタイプの私はこれから「少年歌行」ラストラン行きます。
演 員 角 色 配音
王鹤棣 飾 肖 铎 张福正
陈钰琪 飾 步音楼 刘晴
何润东 飾 慕容高巩 王凯
曾 黎 飾 荣安皇后
鹤 男 飾 彤云
王栎鑫 飾 曹春盎
关 畅 飾 慕容婉婉
韩浩天 飾 宇文良序
程 梓 飾 步音阁
康 亢 飾 宇文良时 魏超
李东赫 飾 佘七郎
李熹子 飾 连城公子
张子健 飾 步驭鲁
施 羽 飾 孙泰清
职员表
出品人 龚宇、刘小枫
制作人 杨蓓、张秋晨、冯乐
监 制 王晓晖、吉俊洪、小亦美
原 著 尤四姐
导 演 吴强
编 剧 李晶凌、肖鸥凌、张煦、陈筱枕
美术设计 李显昌
动作指导 满正冒
造型设计 侯云怡、关越
服装设计 王海波
视觉特效 米春林、姜斌、郑乐枫