9~16集
う~~ん、「暗黒者」のイメージでこの「無眠之境」を見てしまうのがそもそもいけないとはわかっちゃいるけど~というところでしょうか?
どうにもストーリ展開のテンポが遅い気がする、というより会話のテンポがよくない感じがするんですよね~丁々発止のやり取りとかコケティッシュな会話を楽しめた「暗黒者」が懐かしいのです。
違うもんだと割り切ってみようと思ったのに、変なところで思い出してしまって・・・と悶々としつつ、16集まできたんです。
陸風平が羅飛の捜査チームに加わってようやく二人の協力関係もスムーズに動きだしました。とはいえ、やはり催眠術で戦う!というような場面は出てこない。あくまでも被害者の記憶をよみがえらせるとか常識の範囲内での扱いです。派手に催眠術を振りかざしていた侯明昊の「心宅猎人」とか宋洋の「潜夢追凶」に比べるとずっと地味です。
さらに文句を言えば、捜査チームの中では羅飛は「隊長」としてメンバーを率いているだけの「圧」があって、ドラマの初めの方には彼の期限を損ねないようにとメンバーが「紫色はだめ」とか新人に教えてる場面が出てきたりしました。ところが、他のメンバーと羅飛の間にほとんど年齢差もないし、カリスマ性も感じにくくて、うっかりすると誰が羅飛だっけ?となってしまうのです。せめて着てるものくらいは・・・とまた「暗黒者」を思い出す💦
もっとも陸風平との間ではふわふわパーマ頭に短髪とか見かけの差別化もしっかりとされています。
ここまでに複数の事件が起こり、解決に至っているのですが、どうもすっきりとできません。
事件に至るまでの陰惨な過去が暴かれたり、羅飛のチームに犠牲者が出たりとなかなかハードな展開のせいもあります。でも、背後にすべてを操っている人物がいることは視聴者には見えている方が理由としては大きいかと思われます。
そして、その謎の人物が羅飛たちの前に実業家白亜星として姿を現してきます。
さらに母の仇を討ちたいと焦る陸風平に接近してきて、陸風平はどの道を歩くか選択を迫られます。
そして、彼の出した結論次第では羅飛たちとの決別を意味するわけで・・・
なんかこの辺の展開が、やっぱり暗黒者シリーズの第1季、第2季の孟芸エピソードなんかを思い出させるわけでして・・・ とっても悩ましいです。
文句言いつつ3分の1は過ぎたわけで、まあ最後まで見るのは確実です。