16~30集(大結局)
けっこう山あり谷ありのわりにはさくっと話が展開、大結局まで滞りなく視聴終了しました。
とにかく視聴の目的、10年ぶりに見る徐錦江の古装劇を堪能できたのはよかったです。
けど、ドラマ自体も相当に力業の展開をしながらも、じとじとしたウザキャラも、無駄に男主を取り合う三角関係話もなく、結構きれいにまとまりました。とはいえ、毎度おなじみのパタンで話は続きが作れる形で終わってます。
ということで、ストーリ展開にも触れてますので、立ち入りご用心でお願いします。
虚江県で起こった事件の背景には、もっと上部の保護傘的な黒幕がいるはず・・・ということですが、今回はそこまではいっていません。
婿入りvs嫁入りの話題も、二人の妻とその両親、李佑一家との関係が円満なものとなって、もうどっちでもいいような感じにもなってきています。ただ、3年のうちに妻たちの両親の地位と財力を凌駕するという最初の賭けはまだこれから。
李佑は劉巡検の八品の地位と職務を受け継ぎ、今後は武官として虚江県を離れることになります。それなりに財産も築いてきていますし、まだまだ絶好調が続きそうです。
話の展開が早くて、深く掘り下げるというタイプの話でもないのですが、抑えるところはきっちり抑えていて、悪事はきちんと暴かれ、犯罪者は処罰されています。
二人の妻、劉心玉と関綉綉のキャラもしっかり構成されています。劉心玉は目端が利いて商売がうまい、つまり「長風渡」の女主とかと被るキャラです。関綉綉は武芸もできるんですが、面具をつけずには声を出して話ができない。面具をつければ、たちまち江湖の女侠というキャラで登場、彼女が普通に会話できるようになるまでというのもドラマの一つの柱です。
余談ですが、どうもこの二人と李佑の三人を見ていると「古見さんは、コミュ障です。」などという本邦アニメの主人公トリオを思い出してしまいました。たまにはアニメだって見るw
劉心玉が自分の病を治すためと称して、妓楼でのコンテストに登場するとかいう「そりゃあんまりだろ」な設定とか、「やっぱりそこに来た?」な治水工事に絡む不正とか、「ラストのそれはまた言い逃れ?」とかいろいろありつつ30集終了。
一つ大きなネタ晴らしをしてしまうと、李佑はずっと明清の名詩を利用して、窮地を乗り越えてきました。ところが、最後に使ったのが・・・「凡人修仙伝」w
やられましたwww
韓立とか言い出した時に気づけなかったのが残念。途中で休憩したままのをさっさと見ろということですかねw
このドラマ、中華サイトでは「夢華録」と双子のようなドラマとか書かれています。内容のことではなくて、「夢華録」の収録が終了した8日後に、趙盼儿たちが開いた酒楼のセットをそのまま使って撮影したり、残ってたスタッフもそのままこちらで仕事したりということのようです。普通なら、撮影が終わると作り込んだ部分を取り外して、次のドラマに合わせて新しく設営をするのをそのまま使って、予算削減したようです。
低予算だから不出来ということではなかったです。まあやっぱり話の運びに荒っぽいところもあるんですが、キャラがしっかり作られていたのと、話の勢いで乗り越えられてしまった感じはします。
「長風渡」とこのドラマの方がむしろ双子感が感じられて仕方ないんですが、「長風渡」の方はこれからどう化けてくれるのか楽しみでもありちょっと気がかりでもあるところです。
演 員 角色 配音
管云鹏 飾 李佑
余梦寒 飾 刘心玉 聂曦映
宋霄瑛子 飾 关绣绣 刘蕊
施予斐 飾 李环 贺文潇
李熹子 飾 陈英祯
梁咏妮 飾 聂小竹 木清禾
徐锦江 飾 刘文通 冯盛
贺 刚 飾 严举人
胡宇轩 飾 王启年
严 丰 飾 关玉良
谢 宁 飾 李柏
代 超 飾 隋清风
普超英 飾 关夫人
范春霞 飾 刘夫人
田 玲 飾 李母
祖 怀 飾 严秀才
杨智迪 飾 付姨娘 刘薇薇
公方敏 飾 黄师 青琳昊
曹明华 飾 周县丞
曹宇辰 飾 付人才
郭佳玥 飾 梅枝 刘瀚泽
关 博 飾 细柳
出品人 谢颖、陈旻、王裕仁
制作人 闫立严
监 制 谢颖、李明远
原 著 随轻风去(奋斗在新明朝)
导 演 胡明凯、陈旻
编 剧 陈旻、裴炜、夏群、周鸿、程啸