刺殺小説家
先日WOWOWで放映された「ゴッドスレイヤー神殺しの剣」というどっかのゲームっぽい邦題の映画です。これ、本国版の「刺殺小説家」がネットに上がってすぐに見てるんですが、何をどうブログに書いたらいいのか頭抱えてしまって、そのままになってました。それにしてもなんて邦題・・・
今回日本で放映すると気づいて、一番に思ったのが「郭京飛を探せ!」だったのです。
特にわかりにくい映画というわけでもなく、娯楽作品として気楽に楽しめる作品です。でも、説明しようとすると、映画世界が重層的な構造になっている、主人公たちが複数の顔を持っている、あれもこれもネタバレになってしまうとかとにかく説明しにくい。
導演の路陽はもうすぐこれもWOWOWで放映される「風起隴西」や映画「綉春刀」「綉春刀:修羅戦場」の監督。どれも説明しにくい、しちゃうとネタバレという紹介しにくい、でもおもしろい作品です。これもその例に漏れず💦
そもそもなぜ「刺殺小説家」なのか?
日本語で「刺殺」と言うとストレートに「刺し殺す」でなきゃ野球用語?でも、中国語ではちょっと感じが違うのでしょうか?百度百科などには「利用计谋施诈于对方用武器暗杀」とあって、ここでも「小説家を暗殺しろ」と命じられた男の話から始まっています。
主人公関寧は6年前に誘拐されたと思われる娘小橘子を探し求めている。娘の行方を知りたければ、路空文という小説家を殺せと大富豪李沐に命じられます。
その路空文が書いている小説世界は赤髪鬼が牛耳る恐怖に満ちた世界。姉を殺された物語中のキャラ空文が今まさに赤髪鬼を倒そうと決意したところです。
こうして関寧と路空文の「現実」世界と空文の小説世界が並行し、絡み合いながらストーリが展開します。「現実」世界と言ってもこちらも結構な非現実世界なので、全体としては例えばP・K・ディックのSFか何かのような感覚を持ちました。
ストーリ紹介はこの辺で止めとけと理性が引き留めるのです・・・🤐
とにかくこういうのと
こういうのと
こういうのが
同居している映画なのですw
注目は配役。ネタバレしたくないときは配役紹介でお茶濁すという手も教えてもらいましたが、今回はそれもやりにくい。
でも、配役は関寧に雷佳音、李沐に于和偉、路空文に童子健と錚々たる面々、そこに楊冪、郭京飛、劉天佐らが加わっていますから、配役だけでも見どころ充分。佟麗婭や童洁も登場、そういやなかなか進めない蒼蘭訣の虞書欣も看護師役でちらっと出てたっけ。
小説世界で空文と行動を共にする小橘子を演じる王聖迪は「隠微的角落」の普普や「摩天大楼」の女主の子ども時代を演じた小さな演技派。まだ12歳になったばかりというのが末恐ろしくもあります。
私はこの映画、もう数回見てしまったのですが、なかなかの込み入りぐらいが好みです。
で、いつもの演員、職員紹介なんですが・・・
今回は最後にクイズ「で、郭京飛はどこにでていたでしょう?」
これがしたかったw
ちなみに、私は初見では見つけられず、二回目某シーンで発見、大爆笑しました。ほんとにもうwww
雷佳音 飾 关宁
杨 幂 飾 屠灵
董子健 飾 路空文
于和伟 飾 李沐
郭京飞 飾 黑甲
王圣迪 飾 小橘子
杨 轶 飾 于昌海、赤发鬼
佟丽娅 飾 磐若
董 洁 飾 关宁妻子
刘天佐 飾 电男
李柄辉 飾 超能力者
出品人 傅斌星、张宁、李捷、讲武生
制作人 万娟
监 制 宁浩、王红卫
原 著 双雪涛
导 演 路阳
编 剧 陈舒、禹扬、 秦海燕、路阳
美术设计 李淼
动作指导 曹华
造型设计 梁婷婷
服装设计 曾鸣