29~40集(大結局)
いや~おもしろかったです。
こんなに一気にラストまで見るつもりはなかったんですけど、超前なんて視聴者の見たい気に付け込んだ配信するから、すっかり付け込まれてしまったw
まだ、これから楽しみにされている方も多いので、内容にはまたもう少し後で触れるとして、今回はざっくりとした感想だけ。とにかくなんか言わないことには、気持ちが収まらないのです、もちろん今回はいい意味で。
中華サイトの評判見ても、高い評価ばかりです。「嘘だ~」と言いたくなるようなケースもあるんですが、今回は納得。ついでに「狂飆」にも納得w
大変失礼な言い方ですが、見始める以前には歓瑞世紀の制作で成毅の主演で武侠劇と言われても、あまり期待はしてなかったんですよね~どっちかと言うと幻玄ドラマのイメージが強い制作会社に、吐血して苦しむ皇子だの神仙だの役のイメージが強い男主で、おもしろい武侠ドラマができるんだろうかと・・・むしろ曽舜暉の方に惹かれて視聴スタートしたというのが正直なところ。
で、見始めたら早速にはまってしまいました。ごめんなさいを言わなきゃいけませんね🙇
前半は、李蓮花と方多病を中心にミステリアスな事件の謎解きが中心で、そこからだんだんと10年前の事件に隠された秘密に迫ってきたわけです。
後半は、武侠迷には待ってました!というしかない武打シーンがたくさん。曽舜暉ができるのは知ってたけど、成毅がこんなにワイヤアクションをこなせるとは思ってなくて、びっくりしました。何しろ武侠ドラマでは、幻玄ドラマのように炎をメラメラさせた翼が生えるとか、はでにCGで効果がつくとかいうことはあまり好意的にとらえられませんから、ちょっと心配してた。ところが、ほとんど素でスピード感のある剣戟を見せてくれたのに大喜びして見ていました。
ラストシーンも私的には大満足、こういうのもいいじゃないですか・・・とだけ言わせてください。どうなったかは言いませんって💦
どこがよかったかというと、武侠ドラマのお約束を丁寧に拾いながら、全く違う個性を持っているキャラの立った三人の男性主人公のドラマをうまく調和させているところがまず一つでしょうか。これに対して、女性主人公と言えるのは、反派の悪女角麗譙だけじゃないですかね~。李蓮花のかつての恋人には主役感はないように思います。
彼女たちを含めて、方多病の縁談相手の公主、彼の母や叔母たちにも、反派にもただうるさいだけのキャラとか運命を人任せにしているような甘ったるいキャラは出てこなかったのです。それも評価したい点。
私は基本的に武侠迷ですから、話の展開の中で、武侠ネタをいっぱい見られたのもポイントが高い。料理を前にして箸で肉を取り合う、竹林の中で酒を飲みながら練剣する、倒れた男主1を背負って遠くの山の上まで助けを求める、君子の顔をした偽君子が出てくる・・・それも大岳不群に小岳不群と二人いますかね~、とかもう「笑傲江湖」を思い出して止まらなかったのです。
キャラ的には李蓮花には令孤冲を思わせるところはあまりないんですが、すべてに執着しないあたりは共通してますかね?
ついでに、金庸作品から無理やり引っ張ってくると笛飛声に絡みつく角麗譙には阿紫@天龍八部と李莫秋@神雕侠侶を混ぜ合わせた感じ?小岳不群には寧中則ですが、こっちの寧中則は無力を嘆いて自害したりはしないw
そういやたいそうな名前と勢いで登場してきて、あっさり上司に始末されてしまった実は雑魚キャラなんていうのもよく見かけるキャラですよね~「黄河四鬼」とかw
方多病に当たるキャラはパッと思いつかないんです。金庸作品にこんなにどこまでもまっすぐなキャラっていましたっけ?強いて言えば、段譽@天龍八部とか郭靖@射鵰英雄伝なんでしょうが、なんか違うな~張無忌@倚天屠龍記なら中の曽舜暉が演じてましたけど、やっぱりちょっと違うw
笛飛声は金庸作品でなくて映画の「葉問」の金山找@樊少皇、思い出してしまったらもう止まらないのです💦
とまあ、金庸迷なら喜ぶしかないだろうネタがふんだんにあったのもうれしい。牽強付会?こじつけ?わかってますって~でも、こういうのが楽しくないですか?
と、ひと声吠えさせていただきました。
内容についての感想と演職員リストはまた後日にお騒がせさせてくださいませ。