江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

西出玉門 その1

1~12集

 

 白宇と倪妮が主演する砂漠を舞台にした冒険ものということで早速視聴スタートしました。原作は尾魚で、「半妖司藤」の原作者です。お馴染みの南派三叔の「盗墓筆記」とか天下覇唱の「鬼吹灯」とはまた一味違ったドラマになるのかな?と期待もしていました。

 全体で45分30集ということらしいのですが、ドラマの滑り出しがなんか重たくてさっさと砂漠に出かければいいのにと思い、砂漠に出てからはなんか出てこい~と思い、やっと怪しい集団が出てきたと思ったら、あっという間に町に戻ってきてしまうし・・・とやっぱり「盗墓筆記」やなんかとは感じが違うな~と苦笑。

 

 主人公昌東@白宇は恋人や友人たちと砂漠にキャンプに出掛け、プロポーズをしたが、そこに突然とんでもない砂嵐が襲う。すべてが砂と共に巻き上げられ消えてしまった中、ただ一人救出されたという過去を背負っている。遺族たちから責められ続ける彼は、皮影劇を演じる老人に化けて日々を過ごしていた。


 そんな昌東に再び砂漠の案内人を依頼してきたのが、葉流西@倪妮で、彼女は失われた自分の記憶と過去は砂漠にあるはずと砂漠を熟知している昌東を頼ってきた。

 昌東には、砂漠に消えたままの恋人や仲間たちの遺体を見つけて連れ帰りたいという希望もあり、彼女の強引な要求にこたえることになる。

 


 それにもう一人、昌東の仲間で古い文物に詳しい肥唐が、流西の持っている古董目当てに同行することになります。

 

 暗い過去を抱えている昌東と記憶はないものの圧倒的な生活力を持ち、周りを圧倒する流西のキャラ立ちがしっかりしていて、曖昧さがないのは好感。

 

 いささかお調子者で口では威勢が良くても実は小心者の肥唐を趙達が演じてますが、どうにも10歳は年下の白宇や倪妮に「東哥」「西姐」と下手に出ているのがもぞもぞして収まりが悪い。

 

 砂漠でどうやら墓荒らしを目的にしている灰八たちグループと出会い、行動を共にすることになったが、そこで皮影人の奇怪な行列にあったり、元は人間であった沙化人や砂の怪物に襲われたりします。灰八たちが土の中から古代の棺を掘り出した時、砂嵐に襲われ、灰八ら3人が死に、昌東らは一度街に戻って準備を整えることにします。

 そして、帰ってきた町では灰八たちのボスらしい七爺が仲間たちの死体を探して連れ帰れと昌東たちに要求、彼の義理の娘丁柳と配下の高深を同行させることになる。

 そして、二度目の砂漠行きになります。

 

 ここまで話に期待したほどの起伏がないし、出てくる異常事態も今一つ迫力がないな~と思っていたところに、車ごと岩山に突っ込むという突然降ってわいた「キングスクロス駅93/4!ホグワーツ行くのか!」という展開。
 
 玉門関を境に関内、関外に分かれるというのを拡大、岩山に突っ込んだ中には平行世界が広がっていました。そこには、金庸の「書剣恩仇録」を愛読する老人と娘、少年がいて、彼らを歓迎しますが・・・

 この住民たちからいうと彼らの世界が「関内」、昌東たちの世界が「関外」ということになり、全く外の世界と接触がないというわけでもなさそうです。

 

 ここで一同は襲ってきた沙化人と戦い、昌東はその中に探していたかつての恋人孔央の姿を見つけます。彼らはすでに死人だから、燃やすしかないという阿禾たちに言われます。

 

 冒頭の方でスケール感がないな~と思っていたところに、一挙に話のスケールが広がった感じです。せっかくでかい風呂敷広げたので、この後「関内」ワールドでのちまちました争いとかに終始してしまわないといいんですけどね~

 

 この異世界の娘阿禾を演じているのが、盧昱暁で最近なんだか立て続けに顔を見ています。ただ、「玉骨遙」「雲之羽」とこの「西出玉門」を並べても、全く違う役がらで一見しただけではだれ?となってしまいます。

 この人とか高深で出ている李昀鋭@星漢燦爛とか見てると、いつの間にかまた新しい人気演員が活躍してきたんだな~と実感します。年長者もぼやぼやしていられませんw

 

 最後にどうでもいいことですが・・・葉流西@倪妮の砂漠ファッションが気になってならない。砂漠で脚剥きだし、へそ出しファッションってありなんだろうか?そういや丁柳もへそ出してるな~なんだかな~