江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

宸汐縁 その1

1~11集

イメージ 1
 
 上の画像でもわかるように初めに出てた題名は「三生三世宸汐縁」でした。てっきり「三生三世十里桃花」のシリーズかと思ってたら、無関係なようで「三生三世」が消えてました。そういや「三生三世十里桃花」にもいろいろあったっけと思い出してしまったじゃないですかw
 
 けど、確かに舞台設定は似ている。天界の天君とか司命とかのキャラがかぶるのも仕方ない。
 
 ただこのドラマの黄海冰の天君は使えます。だいたい天君というと今日本で放送中の「香蜜沉沉烬如霜」の何中華のみたいに使えない、いない方がましって場合が多いのですが、今回は違うようです。
 
 主人公は桃林に住む小仙女霊汐と天族の戦神九宸。一面に桃の花が咲き誇る風景の中を飛び、白っぽい天界の中で物語が進むところとか・・・ぶっちゃけていえば、セットの作りこみや衣装が今一つ。
 
イメージ 2
 「九州縹緲録」とか「長安十二時辰」とかセットや衣装、時代考証なんかに力を入れてるドラマと並行してみてるとCGが目立ちすぎてやっぱり今一つ感がするのは避けられません。
 
 天族の戦神九宸は五万年前に起こった神魔大戦以来冰殿の中で眠っていたが、紛れ込んできた霊汐によって目覚める。
 
イメージ 3
 九宸の復活を喜ぶ天君や配下の雲風や十三たち。九宸が不在の間に戦神代理をし、戦神の地位を狙っていた天雷真君とか神魔大戦で息子たちが死んだのは九宸のせいと恨む元家の女主人とかはなんとか九宸を追い落とそうと企みを始めます。
 
イメージ 7
 九宸は、自分を目覚めさせた霊汐には、何か魔のにおいがするというので、医仙楽伯の娘である彼女を自分の体調管理のためという理由をつけて、身近に使えさせることにします。
 
 一方、山霊族の国では国主の翎月が赤ん坊の時に亡くした娘が生きているのではないかと行方を探し始めています。彼女に仕える国師景休は表向き、翎月に忠実、山霊国のために尽力ということになってますが、裏にはいろいろありそうです。
 景休の李東学、頭に模様描いてもらって今回は反派のようです。でも、何か似合わない・・・辮髪は似合うのにね~
 
イメージ 4
 そして、神魔大戦で九宸が封じ込めた魔君という存在もあるし、一時は「三生三世」とついてたんで避けられない恋愛ネタやら人界ネタ、出生の秘密ネタやら裏切りやらなんやらと全60集分のネタはあるようです。
 
 まだ全体の5分の1も行ってないので、判断つけがたいところです。でも、どこかの記事に「話は月並み、演技は上出来」風な内容の批評があるのを見ましたが、私にもそんな風に思えます。張震のキャスティングにも異論もでてるようです。
 
 導演は「三生三世十里桃花」「醉玲瓏」なんかの林玉芬で、「三生三世十里桃花」のスタッフも大勢入ってるので、画面の雰囲気やテーマは似通ってますがドラマのタッチは少し違うように感じます。
 
 主演はどうしてもなんでこれに出たのかが理解できないドラマ初出演の張震と「天盛長歌」に続いてドラマ二本目の倪妮という映画畑の二人。
 
イメージ 5

 李東学、海鈴、黒子と言ったドラマでなじみのある人も配役されていますが、目を引く小鮮肉いないです。これでブレイクしそうな配役されている人もいないようだし、衣装も同じようなのばっかりで、ここまで見てもまだ名前と顔を一致させられなくて困ってます。
 
 その中で目を引くのは、こちらの鮫人族の十三。現在は女鮫で九宸の神殿に仕えていますが、かつては石山という名の男鮫の武将でした。九宸が眠っている5万年の間に女性に変わっていて九宸もびっくり。このなかなかおもしろいキャラを那広子というモデル出身の女性俳優が好演しています。
 
イメージ 6
 これからどう展開するのか次第ですが、このドラマ私にはコメディとしか思えない。くるくる表情を変える倪妮の霊汐に対して、張震の九宸は「笑ったら負け」とでもいうようにずっと仏頂面。時々、ふっと表情を変えるのが楽しみになってきました。でも、そのうち泥沼がやってきそうで・・・💦
 
 それにしても、なんで張震はこのドラマに・・・<しつこいw