江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大唐芙蓉園

范冰冰の楊貴妃


あでやかな范冰冰の楊貴妃姿を見るというのが主目的なら、なんにも問題はない・・・はずですw
武侠電視劇じゃなくて、半分恋愛劇で半分政治闘争劇。武打シーンの代わりにおんなじくらいの割合で、舞踊シーンが入るから「舞踊電視劇」っていってもいいかも。別にワイヤで吊ってはないみたいだけど・・・
楊貴妃の范冰冰だけでなくて、もちろん史実にもあるように安禄山も踊る。けど、綿入れきて膨らんだ臧金生の踊りはいまいちだったなあ。
少女時代の楊玉環の初恋から始まって、玄宗の王子寿王との新婚生活、玄宗と寿王との三角関係、貴妃に冊立されてから馬嵬駅で死ぬまでを衣装をとっかえひっかえしつつ、思ったよりあっさりとした感じにしあげてます。もっと、ねばねばしてたら、絶対途中で投げ出してた。納豆以外のねばねばはきらいだ・・・
けど、基本は恋愛ドラマなんでしょうね。楊玉環は、美しくあでやかで、愛らしく、性格もよく、みんなに慕われてる。なのに、なんで急に「諸悪の根源、楊貴妃を殺せ」ということになったかという、楊家の専横やら貪欲ぶりがしっかり描かれてないんで、「急に変っちゃって」という感じ。一応、不遇の太子の陰謀ということにはなってるけど、それにしても唐突。けど、なにしろ安史の乱は最後の30集一回分なんだから、説明不足も仕方ないか。

イメージ 1天龍八部」の周晓文が導演で、「笑傲江湖」の不戒和尚なんかをやってた臧金生が安禄山をしてるというのが、見始めた理由です。
それに、「天龍八部」で白世鏡をしてた馬仑が高力士、あの張鉄林が李白をしてました。張鉄林というと乾隆帝をはじめ、「皇帝」ってイメージがあるんですけど、今回はぶっ飛んだ李白をしてました。この人、字がうまいのね。たしか、「還珠格格」でも字を書くシーンがあったけど、今回もちゃんと自分でさらって書いてました。後の人は、手元うつらなかったw