江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

九歳県太爷

 「少年大欽差」の前段?

 

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去年の今頃見てた「少年大欽差」の第一部かと思って、休み休み見てたのが、やっとクリア。これって、九歳って題名についてるけど、12,3歳のころの曹駿と释小龙が主人公の陳文杰とその相棒の心远をやってる。アイドルにはちっと幼いけど、9歳はいくらなんでも・・・笑うしかない。
実は、乾隆帝のご落胤な陈文杰と身代りに殺されるところだったそのいとこで武芸の達人の心远という子ども二人に、陈文杰を自分の子として育てたおじの陳青雲。それに、皇帝やら死んだはずの陈文杰の母親やら、皇帝を敵と狙う娘やらがごちゃごちゃと。
話は、要するに言葉遊びの天才で、それがもとで、皇帝に特別に状元にしてもらった陈文杰が、9歳にして县太爷に任命され、悪辣な高官やらその手下やらと丁々発止。その間に、かたき討ち話やら、嫁さがしやら、実の親さがしやらなんやかんやが、うるさいほどにぎやかに・・・
結局はおさまるところにおさまるんだけど、あんまりすっきりしない終わり方。
ちゃんと悪者は殺され、親子は再会し・・・なんだけどなあ。

 

ちなみに、「少年大欽差」とこれって、関係あるようで実はないようで・・・最後に皇帝から「えらかったね、大欽差に昇格させるぞよ」と言われてることと、人間関係だけは、ひきついでるけど。名前は一緒だけど、キャラ変ってる人もいるし・・・
こういうつながり方って、けっこうあるんだけど、なんか微妙。
配役は、陈青云の吴孟达だけが共通。でも、皇帝のほうをやってないんで、つまらない。
主人公二人についちゃ、こっちのほうが目にやさしいけど、それを囲むおじさんたちは「少年大欽差」のほうがずっとパワフルだわ。

 

ドラマの中で、いやになるくらい言葉遊びをするんで、わからないなりに要領だけは理解できてきました。対句を作る遊びもいろいろあるんですねえ。ただ、詩を作るだけじゃなくて、順番に文字を増やしていったり、名前を織り込んだり・・・平安時代の短歌にも同じような遊びがあったらしいけど、こんなにけたたましくはやってなかっただろうねえ。