第３～４集

　悪ガキ二人が広い紫禁城の中を縦横無尽に駆け回る・・・このパートは張Ｐの金庸作品の中でも一番のお気に入りの一つ。　
　ほんと元気で、幸せそうで、見てるとこちらも元気になるのよねえ。
　いい金曜の夜が復活したわ・・・

　でも、ドラマとしては、単純に遊びまわっている小寶に対して、「ぼくはほんとは皇帝なんだ」という秘密を引きずっている康煕の方はちょいと屈託してる。それでも、ただの悪ガキの小桂子と思い切り遊びまわる自分を楽しんでる・・・
　けど、楽しい日々は続かず、小桂子に真実を知られる日が来て・・・「皇帝って呼ぶな」という康煕、それを受けて「小玄子」と呼びかける小寶。二人ともに屈託ができてしまい、見かけはどうあれ以前の二人にはもう戻れない。

　皇帝以上に力を持っている鰲拝をなんとかしようとちびの皇帝と太監がいろいろと策を巡らすんだけど、この辺になるともう康煕は小桂子を朋友であるだけでなく「使える臣下」として見てる。

　二人が、楽しそうに太和殿の中をぐるぐるとまわってるシーン・・・初めに見た時はここのシルエットで子役から黄暁明たちに切り替わるのかと思った。でも、そのあともけっこう長く子どもたちが頑張るのよねえ。

　小太監たちに相撲を練習させて鰲拝を捕まえたり、皇帝の側近となった小寶に大人たちがごまをすったり、これだけで十分に社会批判になってると思うんですけどねえ。

　ところで、前にも書いたけど、この相撲の衣装、どう見ても日本風ふんどしなんですよねえ・・・モンゴル相撲にこんな衣装ある？

　三回目鰲拝の徐錦江ですが、前の二回はこんなでした・・・

周星馳版電影　ロイヤルトランプねイメージ 1