江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

鹿鼎記 その38

第47~48集 また、ばっさり


 台湾を助けるといういい口実をもらって意気揚々と通吃島を後にした小寶一家。台湾では、一見人々を助けた大人物のように見えますが、実のところは袖の下を送るよう指導しただけ。それだけで最大級の感謝をしてもらうなんてねえ(爆)
 これで予定通り、皇帝の許しももらって、無事北京に。
 皇帝との再会は、ただの長くあわなかった幼馴染通しの再会なんだけど、やっぱり康煕は小寶が裏切ってたことを根に持ってる。
 さて、そういうわけで、あらためて手柄を立てさせてやろうと紛争中のロシアと和睦を結ぶために送り込まれる。
 ここが、また大ばっさり・・・
 原作で補充するか、香港版で補充を。香港版を見たい方は、こちらを↓
 こっちはロシア出征を命じるシーンでセリフの改編があったようです。http://tieba.baidu.com/%C2%B9%B6%A6%BC%C7/shipin/plays/08%B0%E6%C2%B9%B6%A6%BC%C7%B1%BB%C9%BE%BB%F2%B8%C4%CC%A8%B4%CA%C6%AC%B6%CE/#videoId=d9850f9523dcfd94e0061331
 で、こっちが雅克薩の戦闘から凱旋、報告。大カットになってます。
http://tieba.baidu.com/%C2%B9%B6%A6%BC%C7/shipin/plays/08%B0%E6%C2%B9%B6%A6%BC%C7%B1%BB%C9%BE%BB%F2%B8%C4%CC%A8%B4%CA%C6%AC%B6%CE/#videoId=c568a0a51d104870a324b33e
 へたくそな水鉄砲のCGは残ってましたが、小寶がロシアの使節を無理やり叩頭させたり、ロシア人を野蛮だとおちょくるシーンとかはばっさり。もちろんこの雅克薩には地下道はないのかとソフィアとの密会を回想したりするシーンもなし。ロシアとの国境を決めるのにサイコロをしようとしたり、成吉思汗を持ち出したりする交渉シーンもなし。索額図大人のいいかっこもカットだねえ。
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 でも、よくオープニングとエンディング見るとあっちこっちのカットになった映像がいっぱい入ってんの。やっぱり張Pも惜しかったんだろうねえw

 またしても大手柄を立てて北京に凱旋した小寶を康煕は大満足の表情で迎える。ここらの小寶の報告も短くなってる。
 「これからの国造りに、お前の力が必要だ」と小寶の方をたたく康煕。ぶるっと身震いする小寶。小寶を許したようで、決して天地会との関係を許さないという皇帝の無言の圧力。
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 一等鹿鼎公という位人臣を極めた小寶を待ち受けていたのは、師父陳近南殺しという「濡れ衣」小寶を天地会からはがし取ろうという康煕の計略に、呆然とする小寶。茅十八を殺せ、でなければお前が死ねとせまられ、いよいよ抜き差しならないところに追い込まれてしまう。自分ひとりならどうでもなるが、7人の妻と3人の子どもを人質にとられ、得意の口八丁ももう通じない。
 好き勝手に生きてこられた韋小寶の青春は、もう終わろうしている・・・
 同時に、小寶に愚痴をこぼし、友としてきた康煕の青春も終わり、大清帝国の独裁者としての道をただ一人で歩いていこうとしている。どれだけ小寶をひきとめて、時を止めようとしてももう無理なところまで康煕という皇帝は育ってしまった。
 さあ、あと一回2集分です。
 わたしには、どうしてもこの鹿鼎记が小寶と康煕の青春期に思えてならないんですが、みなさんはどう見られるんでしょうね。

 ところでっと!
 再会と言えば・・・生きてました、多隆兄貴。どう考えても気の毒な小福子・・・
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 もう一人、施埌とも再会。けど、あの陳近南との一戦についちゃなかったことになってますねえ。どうなってんだか?
 で、最後にあの鄭克爽とも再会。多隆たちにさんざんいびられ、金を巻き上げられて、すっかり老けこんでいるわけですが、あんまりそんな風には見えんです。
  
 そういや、黄暁明と胡可って「聊斎志異」のなかの「陸判」でも共演してたのを、思い出した。
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