江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

AVATAR

めがねよりコントローラよこせ~


 「功夫シーンもちょっとついてる辮髪映画」というとんでもない「前評判」つきで、やっと今日見てきました。字幕で3D。
 なんでもタイタニックの記録をクリアして、史上ナンバー1の売り上げだとか・・・けど、それって「あのタイタニックのキャメロン監督の作品だから」ってことじゃない?次はそううまいこといかないんじゃなかろうか?

 人によってどう評価するかはバラバラでしょうが、わたしには凝った画像以外には全く新鮮味がなかった。
 元来SFファンでアニメ好き、そして今武侠迷でしょう・・・ストーリにも舞台となるパンドラの風景にも、「どっかでみたような」感が付きまとって、最後の「オチ」まで予想通りという極めて破綻のない手堅い作品でしたw

 その「どっかで見たような」の既視感がどこから来るかというと、まずは出だしのシーンがハインラインの「スターシップトルーパーズ」(だっけ?「宇宙の戦士」ですわ)だったのに始まって、「エイリアン」「デューン砂の惑星」「未来少年コナン」「ファイナルファンタジー」に「花冠の竜の国」と、映画にアニメにゲームに少女漫画とにぎやか。
 それに今見てる胡歌の「神話」なんかの違う世界に放り込まれた人物の冒険ストーリ(いっぱいありすぎて例もあげられん)
 
 どうもこういう自然vs機械文明みたいな方程式でくくられる欧米の映画を見てると彼らがこれまでやってきた非欧米文化への弾圧・抹殺への罪悪感とかその反動での迷信じみた礼賛が鼻についちゃうんですよね。パンドラ人の造形とか見てもネイティブアメリカンを頭においてるのは確かだしねえ。非欧米人種で非キリスト教徒で、非USA人としては「今さら」感がぬぐえません。

 さてと、武侠迷としては・・・
 やっぱり辮髪だったねえ、それもずいぶん便利な辮髪。
 空中に浮かぶ巨石というか岩山、あれを見て「蜀山伝」を思い出すか、ドラクエを思い出すかは、趣味の問題でしょう。そういや、「ドラゴンボール」にもあったよね。
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 まあ、3時間ばかりの長い映画を途中で寝ることもなく最後まで見せるだけ力があったことは確かです。