江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

武林外史 その1

1~8集

 そういやこれも見かけで放り出してあったんだ、と今さらながらに気がついたので、今までに見た分だけ改めて記事にしました。
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 古龍原作のドラマですが、見るまで完全に「武林外伝」とごっちゃになってた。実際に見て、初めて「あ!史だ~伝じゃない~」と気がついたおろか者です。でも、まあコメディらしい「伝」に比べて、こちらががちがちの武侠劇みたいなんで、それはそれで期待して、あらためて視聴再開(するつもり)

 主人公の嫌味なまでに言い男沈浪を黄海冰がやってます。腕は立つ、一昔前の日本時代劇俳優風美男子、性格もよくて・・・かえって女に敬遠されそうなタイプ。
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 その彼に絡むのが富豪の娘朱七七。これをやってる張琰琰てのは全く知らん女優。
 2001年の作品なせいか、還珠格格Ⅰ、Ⅱでとっても人格者の晴格格やってた王艶とⅢでは黄暁明に役をとられた蕭剣役の朱宏嘉、いじめ役皇后の戴春栄がそろって出てます。

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 私はこの張琰琰て女優は全く見かけたことがないけど、なんでこの子は一応ヒロインなんだろ?李冰冰のたいして似てないそっくりさんみたいで、全然美しくも、かわいくもないけどな~~あえていえば華やぎが全然ない。王艶もそんな美人と思ったことはないけど、まだましだよな~~
 ときどき、中華な電視劇じゃこういうのにぶつかる。「美人」の定義というか見方が土地によって違うんだろうけど・・・

 話は、大富豪の朱富貴の亡妻李媚娘をかつて妻にしようとしていた快活王が、彼女を返せと朱富貴に代わりの花嫁を送り込んでくる。しかし、李媚娘はすでに死んでいて、母親似の娘を案じた富貴は娘を沈浪に託し、自分は死んだことにする。
 この娘朱七七というのがとんでもないはねかえりで、勝手なことをしては誘拐されたり、助けた沈浪にけがをさせたりという迷惑娘。でもののしりながらも沈浪に愛されてる王飛飛に嫉妬してます。

 身代わり妻として、朱家に送り込まれたいかにもはかなげな王飛飛は、実は快活王への復讐に燃える王雲夢の娘で幽霊宮の宮主。しかし、彼女は母親に逆らって沈浪との恋を選ぼうとする。

 と、8集もとぎれとぎれに半年見てるうちに、記憶があいまいになってしまった。
 とにかくいかにも古龍らしくたくさんの怪しげな過去を背負った登場人物たちがいったりきたりしてます。それに、幽霊宮とか快活王とか怪しげな秘密結社もいっぱい。秘密結社はいっぱい出てきてもあんまり皇帝とかは出てこないのが、古龍の世界みたいですね。

 初めっから見直しは、きついけど、もう一回人間関係の整理から始めないといけないだろうなあ。

 とにかくわりとストレートな武侠電視劇という感じです。