江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

春秋淹城 その2

7~15集 半分!

 公孫宇のところで、子丹が働くようになって、羅敷は家庭教師には公孫宇を選び、その代わりに城ではなく公孫宇の家で勉強することになる。
 けど、勉強なんかそっちのけでうっとりと子丹に見とれている羅敷の様子に、これも密かに羅敷に気のある公孫宇が嫉妬している。
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 などと恋愛ドラマやっている間に、皇太后はなくなり、城主伯淹は国を守るための治水工事に取り掛かる。
 
 この工事シーン、そうとう本気に工事してます。ごくろうさんです~~
 たまたま子丹の傘修理に使われていた切れ端に描かれていた地図が公孫宇がそもそも淹城に送り込まれてきた目的の「公孫子産から伯淹への手紙」だった。それに公孫宇が気付いて、子丹から奪おうとするが失敗。
 このために、公孫宇は淹から追放され、かわりに子丹は出世の手掛かりをつかむ。伯淹は最初から公孫宇が偽物と知ってて、利用してたわけか・・・やっぱり食えないおじさんだw
 
 越では、国王の死が迫り、太子勾践がそれまでに目障りな大将軍を排除しようと、失敗させるために淹城攻撃に送り出す。
 
 楚では、王の誕生日の祝いに淹城から届いた礼物がただの桑の実だったことに、平王が激怒。こちらも淹城攻撃を決意。
 ただし、本当の宝物だった中身をすり替えたのは、淹の令尹だったりして、なかよしこよし集団に見えた淹城にもかつての支配者であった一族の権力奪還の企みが見えてきた。
 
 呉は、夫差が権力欲をむき出し、闔閭から兵を与えられた。
 
 で、あっちからも、こっちからも「そうだ、とりあえず淹城を攻めよう」みたいな感じで攻撃の的になった淹城。
 その窮地を脱するために、阿約の営む茶楼に隠れていた公孫宇と司空にまで出世した賀子丹がそれぞれ活躍。
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 その過程で、公孫宇は老子と出会い、子丹は越の将軍を撤退させるために隠棲していた孫武を引っ張り出し、おまけに羅敷は孔子一行と出会ってます。

 最近、こういうメンバーの出てくるドラマ、やたら多くないかい?
 今度の老子は、いかにもな白髪の上品そうな爺さま。孫武は、食えない元気なおじさん、孔子はどう見ても金持ちの商人に見える・・・
 
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 ところで、中文の科白では、子丹は羅敷を本人の求めに応じて公主とは呼んでません。逆に羅敷の方が、子丹哥哥~と呼んでるわけです。これは二人の親密さを表す演出だと思うんですが、日本語の字幕では、子丹が姫様と呼び掛け、終始敬語をつかっていたり、羅敷は哥哥~って呼んでるのに、子丹って呼びつけてます。
これって、やっぱりおかしい。日本語と中国のニュアンスの違いはあるにしても、この二人の会話を姫様と家臣の会話にしちゃいけないでしょう。
 
 けど、やっぱり大秦直道よりずっとテンポよく物語が進む。おんなじ15集まで見たけど、あっちは「やっと15集か」で、こっちは「もう15集」・・・
 それにしても、あれとこれとをまさか交互に見ることになるとは思ってなかったよ。どっち見ても、程皓楓がむずかしい顔して出てくるし、道やら水路やら土木工事してるし、そのうちごっちゃになりそうだわ。