江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

七侠五義 人間道 その3

23~37集(大結局)

 隋唐英雄の間に見るはずが、先にクリアしてしまいましたわ。
 日本語字幕だとやっぱり見やすいし、隋唐英雄が120集もあるのが悪いとも言えますなあ。
 
 三つ目の話は、20年以上も宋に潜んでいた遼の工作員集団がさっさと皇帝を暗殺して、秘密の地下道の地図を差し出し遼に宋を引き渡さんか~~と遼の主戦派にお尻を蹴っ飛ばされるというお話。
 
イメージ 1
 
 その「草」の一人として、七侠の智化も出てきました。中の人が牟鳳彬なのがうれしい。浙版の西遊記で沙僧やってた人です。最近どうも、骨格のしっかりした俳優さんが好ましいです。新版水滸伝後遺症かもしれんなあ。
 
 遼から宋に送り込まれたはずなのに、20年ものんべんだらりんと地道に地下道ほりやら情報活動をやってるうちにすっかり宋の暮らしになじんでしまった「草」のみなさん。宋が一番、宋の人間にしてください~と包拯を頼ってくる。
 
 いいんですけどねえ~遼の不戦派の南苑大王が展昭ラブ~の簫璟の父親だったり、あんまりご都合主義だよなあ。それより、その遼の皇帝を筆頭に「いやあ、宋はいい国ですなあ。うちの国民が宋国民になりたいんなら、ぜひ願いします~ゴロニャン」(記憶でかいとりますw)って、やらかすのどっかの政府の生臭いご都合主義じゃござんせんかね。
 
 4つ目で最後の話は、お馴染み「狸猫換太子」の一席。
 
 囚人を護送する展昭一行は通りかかった四方鎮という町で、通りの建物が突然押し寄せて来て押しつぶされそうになる、というまた違った味わいのオープニングです。
 
 肝心の「狸猫換太子」、「浣花洗剣録」とは違って「私がお母さんよ」ってがあっさりと明かされた割には、そこからの話はけっこうねちっこかった。
 
イメージ 3
 
 これで全部でエピソード4つ、全37集。

 当初から、額に三日月のない包拯に違和感があったんですが、クリアしてみると、このドラマって別に包拯でも展昭でも七侠五義でもなくても済んだんじゃないかと・・・狄仁傑、李元芳に吹き替えてあっても、絶対気がつかんと思ったね。
 
 その分、真っ黒包青天に馴染みのない日本では、受け入れられやすいのかもしれません。
 
 ただ、最後まで見て振り返ってみても、名判官の包拯がほとんど「お裁き」をしていない。
 皇帝や陳琳の傍に控えていたり、指図通りに進めていたり、ただの事情聴取だったり・・・たまにびしっと決めたかと思うと、超法規的処置をやらかしたりで、名裁判官ってのは雰囲気だけになってたようです。その割には、朝廷の重臣たちや一般大衆からは絶大な支持を受けてる。ちと説明不足じゃないかね。
 
イメージ 2
 
 最近、どっちかというと「老け役」が多いように思ってた趙文卓が颯爽とした展昭をやってるのは楽しかったです。でも、26歳って設定には、吹いたわ。
 
 思ったより、アクションシーンが多くて、内容的にも満足できました。これから見る人も多いと思うんで、ストーリはさらっと。詳しく知りたい向きはもうレンタル出てますよ~
 
演職員表
角色     演員
展昭    趙文卓
包拯    万梓良 
白玉堂   王同輝
庞太師   寇振海
陳琳    秦焰 
簫璟    徐麒雯
趙禎    霍政諺
太后   傅艺偉
太后   邬倩倩
丁兆惠   趙楚仑
盧方    劉衛華 
韓彰    陳楚翰 
徐慶    隋抒洋 
蒋平    陳笑非 
百香    曹馨月 
展平    符涛
何江    陳佳
凌小霞   楊国卿 

▪ 導演:李惠民