江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

十大奇冤 その1

1~8集

 江湖では、小李飛刀だ、新版「トンデモ」笑傲江湖だとにぎやかな中、ひっそりと見ているのがこの「十大奇冤」です。
 何しろ天龍八部の配信が一日25分ずつ、それも繰り返し付きという状態がもう20日以上続いていて、まどろっこしいったらない。
 つきあってると、いらいらするんで、前からちょぼちょぼ見てた張衛健のドラマ「十大奇冤」を見てしまうことにしました。
 でも、監制、導演、編劇王晶ですから、先行きは不安です。

 2008年のドラマですから、まあ普通はこれから日本公開はあるまいということで、ネタバレ配慮ゆるゆるで行きます。
 これから見ようという方は、画像から下はパスでよろしくです。

イメージ 1

 いくつかの話がつながったオムニバス形式の36集、最初は8集強というところです。十大奇冤というからには、10のエピソードがあるんでしょうか?

 最初は、宮廷で御医の李鶴齢が友人だったはずの楊将軍に后殺しの罪を被せられ、崖から落ちて逃げ延びるという場面からスタート。
 この医者が主人公というわけでもないわけですが・・・この話が後を引きそうです。

 12年後、劉添爵が新任の知県となったところに話はワープ。この謹厳実直、切れ者の添爵には、見た目は瓜二つだが、ばくち好きでお調子もんの従弟劉福星がいる。

 彼の赴任先では、地元の顔役冷孤獅の息子が方家一家17人を虐殺し、その罪をただ一人生き残った嫁におっかぶせようとしていた。ところが、新任の添爵はそれを拒否、同行していた一家もろともに殺されてしまう。

 この後、自分になりかわって方家の嫁を冤罪を晴らし、婚約者素琴によくしてやってくれと頼まれた福星の大芝居が始まります。

 福星に協力する医者金胡子というのが、逃げ延びた李鶴齢なのですが、彼にかかわる話もこれから。
 官職を詐称しているわけですから、福星も正体がばらされるのはいつかという話もこれから。

 方家の冤罪は晴らしたものの、首謀者冷孤獅自体は逃げたので、息子を殺された敵~~という話もこれからです。

 張衛健は一人二役で、彼の持ってる黒白両方のキャラをあっちこっち行き来しつつ、だけどいつものディッキーです。
 医者をしてる俳優はどっかで見たと思ったら、大明王朝1566の海瑞の黄志忠でした。相変わらず、眉毛薄い。でも、医術も一流なら、武芸も天下一品といわれるとめっちゃ違和感がw

 そのほか、王晶ドラマじゃ「弟分役」が指定席な鄭暁東も安定のもちキャラ。コオロギ旦那@一枝梅よりずっとらしい。
 若手女優の方の王晶も、悲劇のヒロイン指定席の呂一のほか、釈行宇、呉慶哲、トンデモ曲用の宗峰岩も出るようです。

 一番目の話を見た限りでは、コメディタッチの探案もので、けっこう楽しく見てます。
 ただね~、王晶のドラマって、はじめだけまあまあちゃんとできてて、あとこけてるってパタンが多いから、あんまり期待しないようにしときます。