江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

十大奇冤 その3

22~36集(大結局)

 さて、見終わりました。思いがけず、面白かったです。何しろ大波小波のある王晶作品なんで、エンドタイトルを見るまで安心できませんでしたが、これなら大丈夫。八大豪侠ほどとっ散らかった感じはなかったし、途中で演員がいなくなったりしなかった。
 まあ、こじんまりとした活劇ドラマというところ。ミステリとしては、なんともはや・・・成立しとりませんが、ま、それなりです。

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 情魔の事件を解決した後、富豪の一家で起こった主人が息子を殺すという事件にかかわった劉添爵=劉福星と金胡子=李鶴齢。
 この事件を、無事解決してみれば、その犯人は12年前の李鶴齢が恵妃殺しの濡れ衣を着せられた経緯を知っている人間だった。なんというご都合主義とか言ってると中華電視劇は見てられませんから、黙ってスルー。

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 その犯人からただ一人の証人が生きていることを知った李鶴齢は、いよいよ本格的に冤罪を晴らそうと都に出ていく。

 彼の後を追って、劉福星も都に出てきて、舞台は宮中に。

 この真犯人はもちろん、李鶴齢の師弟楊傲なのですが、ただ彼に罪をも認めさせ、無実を勝ち取るというだけで終わらないのも想定内。
 皇帝に公主との結婚を迫るアラハン王子とその叔父、当然それを嫌がって逃げ出す公主、皇帝をもないがしろにする兵権を握った将軍、無能なようで内心なんとか皇帝らしく仕切りたいと考えている皇帝なんかも出てきて、朝廷を舞台にした話がこっちで展開。

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 もう一方では、正体を隠している李鶴齢、劉福星が真実の姿をあかし、その結果牢につながれ、そこからどう逃れるのかという話。
 さらには、劉福星と素琴、彼らの間に割り込んだ霊芝公主のコメディな一組、李鶴齢と楊傲に霓装、それに金胡子に惚れた七七のネバネバ一組、李鶴齢の弟子来風と辣椒と、三組の恋愛話も展開。
 まあにぎやかなことです。

 うっとおしい楊傲を退治した手柄で皇帝からそれぞれ高官として迎えられたが、あっさりそれを拒否。李鶴齢と劉福星は家族を連れて、去っていく。と、まあきっちりと終って36集クリア。

 しかし、なんで十大奇寃なのかは、最後までわからんかった。どう数えても、福星が知県になって解決した事件は3つ、それに12年前の事件やら、宮中での事件やらバラバラに数えても10までは行かないと思うんですが、なぜ十大?
 まあ、王晶ですから、数を数えなかったんでしょうね。

 演員表を見てもらえばわかってもらえると思いますが、張衛健に、定番の弟分役鄭暁東、脇役で呉慶哲に、小王晶といつもの王晶組勢ぞろい。

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 そこに、釈行宇@柴胡@一枝梅、宋峰岩@慕容復@新版天龍八部というか曲用@新版笑傲江湖、呂一@メロドラマヒロインに、黄志忠@海瑞@大明王朝1566と、なかなかにぎやかです。
 けど、あの「海瑞」が武芸の達人で釈行宇なんかとバトルってのは・・・

 さあ、次は放り出したままの蘭陵王ですかね、なんかモチベーション低いんですけど…なんでだろ?


演員表

角色            演員       配音
劉福星/劉添爵     張衛健     陳浩
霊芝公主                  孟瑶     馬暁紀
李鶴齢        黄志忠     谷峰
霓裳            呂一     馬暁紀
素琴            文頌嫻     扈茜茜
徐来風         鄭暁東     王晨光
辣椒            王晶     馬海燕
唐鏡            張琦     郭金非
軒轅七殺         釈行宇     郭金非
皇帝            宗峰岩     徐光宇
楊傲            彭敬慈     張澎
胡天禄         呉慶哲     張澎
万七七         史可     馬海燕
太后         海燕     李桃李
閻王債主        杜玉明     姜小亮
雪菲            李思?     李桃李
范泰            房振华     姜小亮
小鶴齢         王鶴宇

職員表

▪ 監制制:王晶
▪ 導演:王晶;譚朗昌
▪ 編劇:王晶;陳茂賢;譚朗昌