大話天仙(天仙奇縁)
今年の春節映画、当然喜劇です。
あちらのサイトみてると、水滸伝の武松、武大、潘金蓮に西門慶が絡む金瓶梅話を現代風にアレンジしたとか、スターがいっぱい出てるところからかつての東成西就に並ぶとか、なんとかかんとかかいてありますが、あてにしちゃいかんですなあ。毎度のことですが・・・
確かに明星勢ぞろいです。
胡歌も出るちゅうんで楽しみにしてましたが、最後の方で出たと思ったら・・・
すぐに被り物してのアクションで、ずっとスタントだったね、あれはw
しかし、なんちゅう恰好や
劉鎮偉の喜劇って、割と好みなんですが、なんか今回は今一つだった。
顔ぶれも豪華だし、小ネタでは笑えるんです。弾指神通も降龍十八掌も出てきた。いつものシンチーの「美女」が出てきたり、胡歌も、譚耀文と方力甲も白塗りで出てきたり、とか、楽屋落ちに近い配役でも笑えないことはない。
崖から落ちたら、ちゃんと生きてるというお約束もきっちりW
だけど、なんか総体としては「おもしろかったなあ」って気がしないんですよ、これ。
一つには、鄭伊健の毛松のキャスティング。義兄の大龍には昔記憶をなくしていた自分を助けてもらったという過去がある。加えて、兄嫁としてやってきた金凌は、かつて出会った初恋の美少女。
で、この毛松、泣き虫、気弱、決断力なしで、金凌にも責められる。
この泣き虫男が、宇宙人と出会って・・・というストーリ展開。
けど、もうしばらく前ならともかく、ひげに白いものが混ざって見える今のイーキンがするには、この役無理がありすぎる。
鳥の巣かぶって見せても、スイカかぶって見せても、天使の羽生やして見せても、なんか無理してるな~、キャラ違うよな~って見える。
確かに同じように東成西就も大スターが勢ぞろいしてたし、もっとキッチュで低予算で、むちゃくちゃだったんですが、この「無理してるなあ」って感じは私にはなかった。
演じてる役者たちもとんでもない配役や安っぽい衣装を楽しんでる雰囲気がなかったですか?
はじけたらなくて、なんか残念でした。
まあ、孫麗のファンだとか、林雪のファンだかなら楽しめるかも・・・鄭伊健迷にはどうだろうなあ?
喜劇としちゃ、ドラマの龍門鏢局の方がよほどおもしろく感じる現在4集目クリアです。
演員表
角色 演員
許金凌 孫麗
毛松 鄭伊健
施文勝 鄭中基
趙夫人 郭徳綱
B16星球殺手 方力申
芬芬 苑琼丹
毛大龍 林雪
林冲 林更新
随从 于謙谦
黒帝王殺杀手(前)/織老師 黄奕
西門慶老婆 蔡少芬
黒帝王殺手(后) 胡歌
B16星球殺手 譚耀文
丑女 李健仁
梅十娘 雷凯欣
職員
▪ 導演:劉鎮偉;劉京平
▪ 編劇:劉鎮偉
▪ 美術設計:雷楚雄
▪ 造型設計:呉宝玲
▪ 服装設計:呉宝玲