江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

包青天之七侠五義 その1

1~17集 息抜きです

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 「なんで今頃これを?」感があるんですが、これはそう古くもない。2009年版です。
 時々見てたんですが、ここにきてまだ終わりまで出てない現在配信中の中華ドラマを何本か並行して見始めたせいで、こういう安定したストーリ展開のドラマは間にちょこっと見るのにちょうどいいんですよね。

 で、この包青天之七侠五義、2010年の万梓良、趙文卓版とは違って、伝統的包青天ドラマです。

 何しろ、包拯は金超群、展昭は何家劲、公孫策は范鴻軒という鉄三角。ちょっとみんな年取ってきたよなあなどとは思っても言いっこなしの世界です。

 しかもこのおなじみのメンバーがあろうことか最初の最初からやり直してる。
 今更、「初めまして展昭です~」なんてやってるのも、結構シュールです。

 放送時には、政府の指示でカットになったはずの包青天以前の天界の話から始まって、包拯が最初の赴任地で3年、次で3年とか順繰りに話を超スピードで展開して、あっという間に開封府へやってきました。

 その間に、烏盆にとりついていた幽霊のかたき討ちをし、王朝、馬漢、趙虎、張龍の4人を手下にし、展昭と知り合い、公孫策も同道することになって・・・大忙しです。

 最初の大きな話は庞太師の息子庞昱が被災民に配る物資を横取りしているというので、包拯がこれを断罪する話。この話の時に例のでかい菜切り包丁のようなチャイニーズギロチン“御铡三刀”登場。
 父親の庞太師が出てきて、ややこしいことになる前にさっさと息子の首を切ってしまいましたが、危ない話ではあります。
 まあ、こういう権力を持ったものに依存した「悪者退治」の話には、どうしようもない権力者の悪者をさっさとやっつけてくれる別の権力への賛美がついて離れないんでしかたないでしょう。こちらでも、水戸黄門しかり、暴れん坊将軍しかり、遠山の金さんしかり・・・けど、それでいいのか革命中国?

 次が、白玉堂と五鼠話。今回の白玉堂は陳浩民ですが、この人前にも他の役で出てましたっけ。

 三つめが、艾虎ですが、小侠艾虎を武林外伝の小貝をやってた王莎莎がやってるのに吹いた。
 彼女、胡歌の射鵰英雄伝では曲ねえややってましたねえ~

 ところで、さすがに2009年ともなるとセットもそれなりに進化して、最初のころのような張りぼて丸出しということもなく、ちゃんとロケにも行ったようです。衣装もけっこうきちんとしてるんですが、なぜか朝廷の場面になると京劇の衣装みたいになってますが、これってある程度リアルなんですか?

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 他の登場人物の着てるものが、「ふつう」っぽくなった分、すごく違和感あるんですけど・・・