江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

羋月伝 その1

1~8集

 
イメージ 1

 

 正直言って、喘ぎ喘ぎここまで来た感じですわ。おもしろくないとはいわない、でも、好みが合わない。
 
 甄嬛伝の流れで作られた同じタイプのドラマと言ってしまったら、身もふたもないんですがそんな感じです。
ただし、甄嬛伝の続編はこれから作るそうなんで、これは別の作品。
 
 時代は春秋戦国、初の中華統一をすることになる始皇帝の曾々祖母だかにあたる芈月の一代記。
 
 彼女のことは正直、このドラマの話を聞くまで全然知らなかった。楚の身分の低い公主で秦の恵文王の后の一人となったが、あれこれあった挙句に息子が王位について、中国史上初太后として政治を仕切るようになった。恵文王死後に、蛮族の王と結婚したとかなんとか、そうとう華やかなドラマ向きの人生を歩んだということです。以上、付け焼刃に中華歴史番組で学習。
 
 さて、その彼女が生まれる時からドラマがスタート。
 
 天下を得る星をもって生まれたというものの、女の子だったために、冷遇されて育つ。
 でも、本人は賢く、明るく・・・と欠点のないヒロインぶり。
 
 何十年も前の少女まんがか、大映テレビでも見てるような感じです。
 
 甄嬛伝だと、宮中に上がるところからスタートしたのが、少女時代から始めてるんで、きっちり不幸の嵐がヒロインを襲ってますが、本人は明るく暮らしてます。
 
 子役1かわいい。
イメージ 2
 なにしろ、7歳になるまでに、王子を生んだ母親は王后の手で、拉致監禁凌辱・・・やっと、戦争から戻った父王に救われたと思ったら、復讐のために王后を犯人と名指しして自殺してします。
 ところが、そのショックで父王が死んでしまって、朝廷は王后とその息子の新王の手に。父王に殉死させられそうになった芈月姉弟を助けて、養母も自殺してしまう。
 姉弟は王宮から追い出されて、かえってのびのびと幸せに育った。
 
 王宮に戻ったら、また王后と異母姉の芈茵にいびられる。味方になってくれるのは、王后の生んだ公主芈姝と屈原の弟子で幼馴染の黄歇たち。
 この芈姝はこれから仇同士になって、黄歇は甄嬛伝の温太医的立ち位置になっていくわけです。
 
 そして、芈月と芈姝姉妹の夫になる恵文王が嫁取りに楚に現れたところですが・・・
 
 まあ、私的には話が鬱陶しい。
 展開がそれなりに早いから、一つ一つのいじめ話が長続きするわけでもないんですが、こう立て続けになんやかんやあると、疲れる。これが81集も続くのかと思うと・・・
 
 やっぱりこういう宮廷いじわるドラマはとことん性に合わないんです。これからイケメン、イケおじがたくさん出てくるというのを心の支えに他のドラマの間には見ていくつもりですが、甄嬛伝の時も途中でまるっと一年放り出してしまってた実績があるんで、先行き不安。
 
 ヒロイン芈月は甄嬛の孫麗、芈姝は劉濤、黄歇は黄軒、恵文王が方中信で、ゲスト的に甄嬛伝の槿汐の孫茜が芈月の母親、華妃の蒋欣が養母でまるっきり性格の違うキャラで出てきて、あっという間に退場していきました。
 
 キャスティングにも衣装やセットにも金と時間がかかっているのはよくわかるし、脚本もこの方向性ではしっかりできてるように思います。
 結局は好みの問題に行きつくんですが、甄嬛伝好きな向きにはこたえられないドラマなのは確かです。