江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

青雲志 その8

47~50集

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 いや~いいとこまで来て、お預け食ってしまいました。このエピソードは李易峰@張小凡の見せ場でしたね。主役の見せ場が来ない幻城とはえらい違いw
 
 自身の武功の由来も、法宝の由来も語らない、碧遥の首を持って来いと言われては魔教との結託の疑惑も晴らせない八方ふさがりの小凡。
 外面は情け容赦ないがその実小凡を可愛がっているらしい師父田不易は、小凡を罰するという口実で惊羽のいる祖師祠堂の万剣一に預け、彼を守るとともに万剣一が守っている誅仙剣を小凡にも守らせようとする。祖師祠堂で正魔大戦の話を剣一から聞く二人。次期掌門に決まっていた剣一がその席を追われ、誅仙剣を守る役目にひっそりとつくことになったのは、魔教の幽姫との関係が原因だったとか。
 
 不易と剣一の予想通り、魔教の金瓶児と秦無炎が現れる。剣一、惊羽、小凡の三人が相手では・・・というところで、無炎が碧遥から盗んできた合歓鈴を鳴らしたために気が乱れて彼らを逃がしてしまって、またしても小凡への疑惑が高まることになってしまう。
 
 その小凡を取り調べるために、青雲派だけでなく天音閣、焚香谷を呼んで三派で審問する三堂会審を行おうと蒼松道長が掌門を焚き付ける。この両派が小凡を許すはずがないという思惑。
 
 ところが、小凡は天音閣の掌門普泓の元に連れてこられていた。
 そこで、7年前の真相を聞かされる小凡。草廟村の村人を皆殺しにしたのは天音閣と青雲派の武功を一つにしようという野心を持っていた普智が心魔に飲み込まれてなしたことだった。天音閣の大梵般若を身に付けさせた張小凡が確実に青雲派の弟子となれるように村人が皆殺しにされ、青雲山でも周囲から疑われ、さげすまれることになったと怒りを爆発させる小凡。
 
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 彼の信じていた世界が一気に崩壊。心魔に捕らえられかけた彼を普泓が引き止める。
 
 それでも、考えに考え抜いた小凡は、噬血珠の力で普智の残した心魔の中に入り、普智を心魔から解放し、成仏させる。
 
 小凡の世界が崩壊している一方、青雲山では不易と剣一が最近の事件を分析、青雲山に潜入している魔教の人間は誰かと考えている。二人が小竹峰の首座水月か龍首峰の首座蒼松が怪しいが・・・と話しているのを立ち聞きした惊羽は、自らの師父蒼松への疑いを抱く。
 
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 密かに師父の部屋を調べていた惊羽は見つかってしまい、蒼松に囚われる。この蒼松は、もともと煉血堂から送り込まれたスパイだったが、煉血堂が崩壊、もはや魔教に戻ることもないとも考えてたが、身柄は鬼王宗に移されていたためにスパイをし続けるしかなかったという、なんかどっかの映画で聞いたようなお話。
 
 
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 その蒼松からかつての正魔大戦の時に先代の青雲山の掌門が誅仙剣をふるって、ジェノサイドを開始、それを防ごうとした師兄の一人が師父を殺したとか、それをいいことに道玄が掌門の位を奪ってその師兄を殺したとか、青雲派の暗黒面を聞かされる。
 
 小凡も惊羽も、何が正で、何が魔かという大問題をいきなり突きつけられてしまいました。
 
 そして、三堂会審の場。
 天音閣の掌門以下一同に「小侠」と呼ばれ、感謝の言葉と共に送られた小凡が堂々と現れる。
 
 その表情には、以前のような疑うことを知らない純な少年の面影はなく、意志の強さはそのままに百戦錬磨の戦士の風情も現れている。
 
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 もともと小凡=悪としか考えていない道玄たちの詰問にも、ひるむことなく淡々と答える小凡・・・というところで、50集。魔教サイドも鬼王宗以外も集結し、正魔大戦も間近。
 
 闇落ち、寸前までいったけど、今回もお預け。でも、このドラマ何が闇なのやらw
 
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 このパートでは、碧遥はさほど出てきませんでしたが、小凡との関係は確定した感じです。
 師父の命で、雨の中跪いていている小凡、傘を持って現れた碧遥は一緒に逃げようと誘いますが、拒まれると傘を捨てて一緒に跪くんですよね。これって、例の歩歩驚心の若曦と四阿哥の逆バージョン。このドラマ、何気にあちこちからのいただき物混じってますw
 
 残り5集。今週一気に行くのか、一個だけ来週回しになるのか・・・先週、幻城がお休みでがっくりきたところなんで、この際一気に最後まで見せてほしいんだけどなあ。ま、期待はすまい。