8~14集
昭襄王14年あたりから22年あたりという区切りでいいんでしょうか?
ひ弱な王子のイメージは払拭され、天下統一を狙う王に成長した昭襄王。その成長に従って、宣太后の出番は減ってしまいました。
このパートは、昭襄王の主導で斉王と二人、もう希少価値も無くなってしまった「王」でなく「帝」を名乗るところから、斉滅亡までを描いています。
でも、ここの主人公はだれでもなく、蘇秦ですね。
第2部縦横からの続きでは、燕の太子平に嫁いだ張儀の思い人姫狐に能力を認められたことから、彼女に恩義以上のものを感じているらしい蘇秦が、燕にとって仇の斉を彼女のために滅ぼそうと一人がんばるという流れがあります。
この個人的な思いのために、蘇秦は各国を利用し、斉の王を手玉に取り、八面六臂の大活躍。
なんというか、一人で偽装者の明楼と明台をやってるわけです。
前のパートのどうしようもないキャラが孟嘗君なら、このパートでは斉の湣王。中の人は王絵春ですね~
疑い深く、短気ですぐ気の変わる性格を蘇秦にうまく操られ、気が付いたときには、蘇秦と話を付けている昭襄王が組織した連合軍に攻め込まれ、都落ち。腹立ちまぎれに蘇秦を車裂刑にしたものの、自分も殺されてしまって斉国滅亡の危機。
久しぶりに車裂刑出てきましたが、死の瞬間はさすがに出さなかったけど、けっこう満足して死んでいった蘇秦でした。
昭襄王は韓魏趙燕楚の王を秦に招いて、斉討伐軍の采配を振るなど強力な王としてけっこう余裕たっぷり。
孟嘗君は、連合軍組織に絡んで、またこそこそと裏取引をしていて、今回も小物感たっぷり。