12~20集
この間にドラマ内時間は10年強経過したところ。
赤壁の戦いは、あっさり「行った」「負けた」「帰った」程度で終了。
どうもこのあたり、昨年のうん十年ぶりに見た大河ドラマと同じスタンスのようで、司馬懿がいない現場はナレ死、いや「負けました」一言の関ヶ原と同じ扱い。拍子抜けといえば拍子抜けですが、中途半端にどっかからいただいてくるくらいならこれで十分。
以下ネタバレ。日本で多分出ると信じてる(関係者各位、どうかよろしく!)ので、気になる方は画像下スルー願います。語りたくてかなわんのです。
司馬懿&結構重要キャラのカメさん
牢に囚われた曹丕と司馬懿を救うために、東奔西走する曹丕側室となった郭昭や司馬家の人々。結構楽しく優雅な天牢ライフを送った二人ですが、曹丕のために寝床を整えた司馬懿に「ここは寒い。お前も寝台に上がって休め」といいながら、ど真ん中で大の字に寝転がる曹丕。コミカルなシーンですが、なんかこれからの二人の関係を暗示するようにも見えます。
これを何とかして避けようとする司馬家の人々ですが、まあ結構よくある話ですな。犬伏の別れなんてのを思いますが、司馬家では家の存続より兄弟が対立しないことの方が大事のようです。
ナレ敗戦の後も、魏王即位の後も、都業城に戻してもらえない曹植。
ところが戻ってきた曹植は、酔っぱらって、司馬朗の止めるのも聞かず馬車で宮殿に乗り込もうとする。
史実では、魏王になる前に死んでたとかは気にしないw
これは荀彧と崔琰という二人の老臣が自分の命を懸けて、曹丕を跡継ぎにしようとした計略だったわけですが、それを知り抜いている曹操は、司馬懿に「お前たちは曹丕が安らかな世をもたらすというが、あれは自分よりもっと過酷な王になるぞ」と言い放つ。
曹植を罪に問えば、その配下となっている兄も一緒に処罰されてしまうので、司馬懿はがんばりました。これで、曹丕に借りを作ったわけで、その代償にまずずっと出仕を避けてきた弟司馬孚も曹丕の元に出仕することとなる。
せっかく助け出した司馬朗ですが、疫病で世を去る。
こうして、およそ10年。司馬懿始め、みなさんに髯が生えました。呉秀波は髯のある方がいいですね~
今度は関羽が攻めてきたという知らせが飛び込んできて、樊城の戦い前夜となったところ。
次々と厄介な問題がふりかかる司馬懿一族。一族の強い結びつきと八面六臂の司馬懿の働き、それに彼を次代のリーダーとして後を託した荀彧や崔琰たちの力を借りて、その問題に対応していく・・・目を離せない場面の連続です。
かっこいい老臣たちが次々退場していくのは寂しいですが、全体的に年齢層がアップして好ましい画面になってきました。
でも、夫人の張春華が同行したってのはw