江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

軍師聯盟 その2

12~20集

イメージ 1
 この間にドラマ内時間は10年強経過したところ。
 どうしたわけか、NECOで新版三国ダイジェスト版がまた放送されて、よせばいいのにまたそれを見るもんだから、曹操やら劉備やらが頭の中でくるくるw
 でも、トンデモ三国志な武神趙子龍見ても何にも影響はないなw
 
 赤壁の戦いは、あっさり「行った」「負けた」「帰った」程度で終了。
 
 どうもこのあたり、昨年のうん十年ぶりに見た大河ドラマと同じスタンスのようで、司馬懿がいない現場はナレ死、いや「負けました」一言の関ヶ原と同じ扱い。拍子抜けといえば拍子抜けですが、中途半端にどっかからいただいてくるくらいならこれで十分。
 
 そして、曹操は魏王になって、太子の地位を巡って、曹丕曹植の対立が深まり、それに巻き込まざるをえない司馬家の人々というところで話が進みます。
 
 以下ネタバレ。日本で多分出ると信じてる(関係者各位、どうかよろしく!)ので、気になる方は画像下スルー願います。語りたくてかなわんのです。
 
 司馬懿&結構重要キャラのカメさん
 
イメージ 2
 出陣する曹洪に丞相の令旗を届けろと曹丕曹植の二人に命じた曹操。それぞれに東と西の門から出て、どちらが先に届けられるか競わせようというのですが、同時に門を固く締めて誰一人外に出すなと厳命。
 
 楊脩は曹植に門衛を殺させ、令旗を届け、司馬懿はそれをさせなかった。曹丕曹植の太子争いは、楊脩と司馬懿の知恵比べでもあります。
 
 牢に囚われた曹丕司馬懿を救うために、東奔西走する曹丕側室となった郭昭や司馬家の人々。結構楽しく優雅な天牢ライフを送った二人ですが、曹丕のために寝床を整えた司馬懿に「ここは寒い。お前も寝台に上がって休め」といいながら、ど真ん中で大の字に寝転がる曹丕。コミカルなシーンですが、なんかこれからの二人の関係を暗示するようにも見えます。
 
 二人が釈放され、門衛を殺さなかった曹丕への評価が高まると、実は曹植をひいきしている曹操はおもしろくないし、楊脩たちはいらいら。
 
 司馬懿への対抗策として、兄の司馬朗を曹植の元に出仕させることを思いつく。
 これを何とかして避けようとする司馬家の人々ですが、まあ結構よくある話ですな。犬伏の別れなんてのを思いますが、司馬家では家の存続より兄弟が対立しないことの方が大事のようです。
 
 それでも結局は出仕せざるを得ないわけで、司馬朗は曹操曹植について赤壁へ。
 ナレ敗戦の後も、魏王即位の後も、都業城に戻してもらえない曹植
 
 そのままにしときたいけど、司馬懿たちがワーワーいうので弟を戻すように進言する曹丕
 
 ところが戻ってきた曹植は、酔っぱらって、司馬朗の止めるのも聞かず馬車で宮殿に乗り込もうとする。
 死罪になるこの件を司馬朗のせいにして、曹植を助けようと図る楊脩と丁儀。何とか兄を助けようとする司馬懿
 
 何とか取り持とうとする荀彧は魏王即位を巡って曹操と対立、自死を選ぶ。
 史実では、魏王になる前に死んでたとかは気にしないw
 
イメージ 3
 荀彧の死後、彼が残した竹簡に曹丕の謀反を思わせるものが出てきて、楊脩大喜び。捕えられた曹丕を嬉しそうに拷問にかける丁儀。
 
 いったい曹丕を罠にかけたのは誰だ?というまるでミステリドラマを見てるような展開。結局、この竹簡は偽物ということがわかり、曹丕釈放。曹植とその配下が捕えられる。
 
 これは荀彧と崔琰という二人の老臣が自分の命を懸けて、曹丕を跡継ぎにしようとした計略だったわけですが、それを知り抜いている曹操は、司馬懿に「お前たちは曹丕が安らかな世をもたらすというが、あれは自分よりもっと過酷な王になるぞ」と言い放つ。
 
 曹植たちに怒り心頭の曹丕だが、両親が曹植を偏愛していることを知っているので、司馬懿の進言に無理無理従って、曹植と楊脩の釈放を求める。
 
 曹植を罪に問えば、その配下となっている兄も一緒に処罰されてしまうので、司馬懿はがんばりました。これで、曹丕に借りを作ったわけで、その代償にまずずっと出仕を避けてきた弟司馬孚も曹丕の元に出仕することとなる。
 
 せっかく助け出した司馬朗ですが、疫病で世を去る。
 
 こうして、およそ10年。司馬懿始め、みなさんに髯が生えました。呉秀波は髯のある方がいいですね~
 
イメージ 4
 
 今度は関羽が攻めてきたという知らせが飛び込んできて、樊城の戦い前夜となったところ。
 
 次々と厄介な問題がふりかかる司馬懿一族。一族の強い結びつきと八面六臂の司馬懿の働き、それに彼を次代のリーダーとして後を託した荀彧や崔琰たちの力を借りて、その問題に対応していく・・・目を離せない場面の連続です。
 
 かっこいい老臣たちが次々退場していくのは寂しいですが、全体的に年齢層がアップして好ましい画面になってきました。
 
 業城の守りに残る曹丕から離れて、曹操随行することになった司馬懿。ま、史実ですからw
 でも、夫人の張春華が同行したってのはw
 
 曹丕司馬懿の関係ってのは、靖王と梅長蘇の関係と同じく、王位を狙う王子とキングメーカーの謀士と言う関係なんですけど、靖王と違って王位狙う気満々の曹丕なので謀士の仕事は多少は楽かもしれませんw