1~25集
唐代を舞台にしたSF。
この題名何て読むんだ?なんて意味だ?から始まった。
意味は、英文タイトルの「Let's Shake it」で見当はついた。でも日本語にならない・・・
宇宙船の事故で地球に落ちてきた阿部察察、彼女は唐家の娘青葉の体に乗り移り、皇帝の跡継ぎを巡る陰謀や太子妃の地位を巡る争いに巻き込まれていく・・・
地球についたばかりの阿部察察が、どうやって移動したらいいかわからなくてはいずったり、逆立ちしたり・・・と試行錯誤したりする場面はお約束でもおもしろかった。
同じく落っこちてきた朵喵が出現、二人はなんとか宇宙船と連絡を取って、迎えに来てもらおうとする。
唐家では、太子李逸と長女の間の縁談がまとまるが、本当は太子の恋人は庶出の娘青葉の方で、母親が勝手に相手を入れ替え、邪魔な青葉を殺させたところ。死んだと思った青葉がまったく違う性格になって復活したことに驚く一同。
唐家の長男青風と彼女の恋話が話の柱を作っているわけで、当然彼らは血縁関係になく、青風は行方不明になった皇帝の息子だったりします。
でも、この話は、宇宙船から始まってます。
唐代の中国に異星人の村があって、いかにもな異星人たちがふつうに暮らしている。そこに宇宙を支配する力を持った宇宙之眼が隠されて、メン・イン・ブラックのラインでも話が進む。宇宙を支配しようと言うのも現れて、話は盛りだくさん。
前半は、青葉=阿部察察で唐王朝の権力争いとなんとか元の世界に戻りたい話を中心に賑やかに話が展開。
後半は、南詔の郡主阿部察察となって、一同の前に姿を見せる。唐青風と共に地球で暮らす気。
でも、後半になると、彼女だけでなく、宇宙を支配しようというのが現れて太子に乗り移ったり、死んだ青風が異次元で命を復活してもらったり・・・
唐代という設定は、さほど意味ないです。
ラスト、宇宙全体を救うためには宇宙之眼ごと地球を破壊するしかないというところまできて、こりゃ悲劇の大結局と思ったんですが、そうでもなかったです。
ヒロインが紅焼肉が大好きで、大きな塊を一瞬で食べてしまう場面が繰り返し出てくるんですが、これがまた全然おいしそうに見えない。彼女が自分で作った黒焦げのはもちろん、出てくるのがみんなまずそうで・・・花開提壺方大厨とは真逆。当分、紅焼肉見たくない気分・・・
全体としてはSF枠なんですが、何か思い切りの悪いスラップスティック。これが異星人でなくて、仙人とか天帝とかでも十分成立するんですが、あえて異星人としたところが新鮮なんでしょう。
宇宙船の造形とか異星人の特殊メイクとかは「がんばりましょう」程度。メイク、時間かけたらしいですが、異星人らしくしようとして滑った感じw
配役は、最近ネットドラマでよく見かける若手に懐かし王剛とかが登場してました。徐海喬がちらっとでてきましたが、特別出演とか・・・立派になったんだw
ヒロインの阿部察察の安悦溪は、花千骨の糖宝以来、三生三世十里桃花、鎮魂街と立て続けに見ている感じ。上り調子なんでしょうね。
唐青風の鄭業成もつい先まで見てた画江湖之不良人の主役、後のキャストも最近そこここでよく見かける人たちです。
中華ドラマせっせと見てきて、最近急激に新人が目につくようになってきた気がします。ネットドラマの増えたこととも関連するんでしょうが、次々新しい明星が登場してくるのは楽しみです。
演員
鄭業成 飾 唐青风
安悦溪 飾 阿部察察 唐青葉
王燕陽 飾 朵喵喵
趙東澤 飾 李逸
徐 好 飾 蕭如意
陳 晨 飾 唐青韵
呉 昊 飾 蕭致和
職員
制作人 唐麗君、袁玉梅
監 制 唐麗君
原 著 疯丢子
導 演 趙小溪、趙小鷗
編 劇 饶俊、劉婭、諸懿、洪靖恵